第三のビールやニアビールと呼ばれるビール系飲料は、常に進化を続けている活気のあるジャンル。そんな中、ビールの原料である麦のうま味にこだわった「金麦」ブランドから、力強い飲みごたえとコクを追及した5年ぶりの『金麦〈ゴールド・ラガー〉』が新発売されたので、飲んでみたい。
「モルツ」で鍛え抜いた本格二段仕込製法を駆使して実現したメリハリのきいた味わいとは?
『金麦〈ゴールド・ラガー〉』(350ml缶・実勢価格 税込143円※500mlも有・2019年2月5日発売中)は、サントリービール(大阪府大阪市)の「金麦」ブランドから、5年ぶりに期間限定でなく、通年新商品として発売されたビール系飲料。限定にしないところに、本気の覚悟を感じる。
ララ〜♪ と音楽が流れてヒロミと長嶋一茂が「何かいいことあった?」「今だよ。」と楽しそうに『金麦〈ゴールド・ラガー〉』を注ぐCMがオンエア中。
ラガーとは「下面発酵」させ、熟成させたビールのこと。『金麦〈ゴールド・ラガー〉』は、消費者がビールのような飲みごたえや、本格的な味わいを求めるようになったことから誕生した “力強い飲みごたえとコク”が特長の製品だ。
麦の旨みやコクは「ザ・プレミアム・モルツ」で培った本格二段仕込製法で引き出している。独自の技術であるHHS(高温高圧蒸気による製法)で香味成分を生み出し、高炭酸によって、のどごしや後味のキレ、スッキリとした飲みやすさを実現。更にふんだんに使用したビターホップの苦みで、よりメリハリのある味になっているそうだ。これはぜひとも飲んでみなくては!
パッケージの下部にアルコール度数の記載が6%とある。比較してみると「金麦」で5%、「プレミアムモルツ」で5.5%だ。日本で発売されているビールの多くが、4.5〜5%前後なことを思えば、やや高めである。
飲んでみたら辛口で、きちんと苦い。酒好きがうなる罪深いビール系”のんべえ”味!
缶を開けると、微かにではあるが麦のいい香りが。よくある甘め寄りの香りというよりは、麦くささがある。
まずは缶のまま飲んでみたい。一口飲んでみると、今までの「金麦」ではないことがわかる。どことなく薄く感じる第三のビールだが、『金麦〈ゴールド・ラガー〉』はきちんと苦みがある。強めのアルコール感と、苦みと濃い麦のコクで、確かに飲みごたえがある。しっかりとした辛口のビールを求める人には、好みであろうと感じた。ものすごくざっくりいうと”のんべえ”な味。
CMでは「つまみはいらない、これだけでいい。」と言うシーンがある。確かに単独で飲んでもいいが、濃いめのつまみや揚げ物にも負けないコクがある。それほど強炭酸な印象は受けなかったが、グラスに注ぐと、しっかり泡がたった。色はやや濃い目だろうか。
もともと濃い味のビールが好きな記者。第三のビールは“度数が低め・万人受けするよう薄い味”のイメージがあるので普段は積極的には買わないのだが、『金麦〈ゴールド・ラガー〉』はリピート決定だ。