麺に卵を入れるポケットがついた『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)/液体つゆ仕上げ』をまろやか月見仕様で食べてみたが、えっ、これって!?

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1976年からロングセラーの「日清のどん兵衛 」が2種リニューアル。その対象の『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)/液体つゆ仕上げ』を、実際に推奨されている月見ポケットを活用した、卵入れ状態で食べてみた。

 

名付けて「とろまろ月見そば」……。んー、でも天ぷらが入っているから天玉そばではないのか。しかもこれ、かなり難しい!!

『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)』と『日清のどん兵衛 天ぷらそば 液体つゆ仕上げ』は、3月1日より東日本で先行リニューアル発売されているもの。月見ポケットという麺の中央にくぼみができたことが改革点だ。となると卵を入れないと、と思い、そうして2品を食べてみることにしたが、けっこう苦労した!

パッケージだけでは判別つきにくいが、左の白地に朱色のロゴが『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)』、右側の赤地に白と金ふちのロゴの『日清のどん兵衛 天ぷらそば 液体つゆ仕上げ』

 

お湯を入れると卵が逃げていく!
日清食品『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)』

100gうち麺72g・希望小売価格 税抜180円・2019年3月1日東日本先行発売

 

風味の良いカツオのだしにうまみのあるしょうゆを加えた、味わい深い粉末のつゆにストレート麺を使った『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)』。岐阜県・関ヶ原あたりを境に東日本、西日本で味を変えているという。東日本は濃口醤油のカツオだし、西日本は薄口醤油の昆布だしというのがわかりやすい違いなのだとか。なのでこの味は東日本でしか味わえない味なので、西に旅行した時に食べてみようと心に決めた。

このくぼみ、浅すぎないか?

それはいいとして、フタをめくって驚いたのが、けっこう月見ポケットの浅いこと。なだらかなくぼみ、ここに卵をきれいに落とすのは難しいんじゃないか、という予感は見事に的中した。

つゆ温度が下がらないように、あらかじめ卵を常温状態にしてから、粉末つゆを入れたのはいいが、フタ半開状態だとうまく中央に割って入れるのが難しく、すーっと横にずれていってしまう。どうやら麺表面が少し傾いていたようだが、あとの祭り。

カメラマン制作のどん兵衛の方が上手くいってる。全開にしてないのに

 

そして湯入れ。これも難関。黄身に当たらないように周辺から注いでいったが、フタが半開なので、どうしても反対側に黄身が逃げていってしまう。おっとっとと箸で中央に寄せようとしたら、あっ、黄身が割れた!

気分は負け犬。おのれの不器用さを呪いながら、フタを閉めて3分蒸らし。フタを改めてめくると、みっともないルックスの黄身登場。それをあとのせサクサクの天ぷらでそーっと隠したくなる。

まあ食べてしまえば一緒だし、月見そばにしても食べるときは潰してかき混ぜてしまうのだからと気を取り直し、ぐるぐるとかき混ぜる。その上で食べる。なるほど、マイルドな味わいに変化、甘みも通常よりフィーチャリングされ、天ぷらをかじると非常に美味しい天玉そばの味。そう、立ち食いそば店でおなじみの、スタミナ感のあるあの旨味みなぎるお味。とても美味しいけれど、月見そばではない。

 

 

今度はフタを全部めくりでチャレンジだ!
日清食品『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)/液体つゆ仕上げ』

118gうち麺72g・希望小売価格 税抜180円・2019年3月1日東日本先行発売

 

惨敗の原因を分析すると、やはりフタは全面的にはがした方がいいという結論に達した。それに「日清のどん兵衛」は、フタをのせてやかんの裏を押し付けると再吸着するタイプの方式だし。しっかりと麺を水平にして再チャレンジだ。

そして再び卵を投入。今度は半開フタではないので、ど真ん中に命中させることができた。そして周辺部から湯入れ。それでも卵の黄身が油断すると逃げそうになるのは、Lサイズだからか。このために卵を買うならMかSをおすすめしておく。

 

何とか完成。フタをのせて蒸らし時間3分。フタをめくると、しっかり中央に卵の黄身があって、美しい仕上がり。そして液体つゆを投入する。この黄身をあとのせサクサクの天ぷらで隠すのはもったいないので、割って横に添える。さあ、完成だ!

カツオだしに甘みとうまみがきいた、高級感と本格感のある液体そばつゆを溶かしているので、つゆは甘みが主張する年末感を感じるタイプの味わい。麺(そば)は同じ。ガシガシとすべてをかき混ぜて食べると、高級な天玉そば。美味しいんだけれど、これも月見そばではない。

 

 

『日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本仕様)/液体つゆ仕上げ』を卵と一緒に買って、チャレンジしてみよう!

おのれの不器用さが身にしみる月見ポケット。腕に覚えのある人はぜひ挑戦してみてもらいたい。フタは悩まず全部めくりで、思うよりもはるかに慎重な作業が必要だが、うまくいった暁の味わいは、美味しさもひとしおだ。

 

 

入手はまず東日本地域のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

 

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