福岡の美味い! をひろめるべくオープンした「明太子のかねふく」直営の「ふく竹」。実はこの店一番人気のメニューのもつ鍋と明太子を組み合わせた「明太もつ鍋」を自宅でも楽しむことができるらしい。早速 『ふく竹 明太もつ鍋セット』を取り寄せ、その人気の味を確かめてみた。
ほどよく脂ののった「もつ」に箸が止まらない!「明太子」のつぶつぶ感と旨味で「もつ」の魅力が倍増
2009年に博多料理・鍋料理の専門店「ふく竹」でメニューに加えられた「明太もつ鍋」。かねふくの明太子をふんだんに使ったインパクトのある見た目と、その確かな美味しさから瞬く間に大人気メニューとなった。現在では来店した9割以上のお客様が注文するほどだ。
しかし、現在「博多かねふく ふく竹」が展開するのは東京都内にある「築地本店」と「東京駅店」の2店舗のみ。どんなに有名店でも、関東周辺に住んでいなければなかなか足を運べないのが現状だ。
そんな声を拾ってくれたのか、同店のメニューを自宅で楽しめる『ふく竹 明太もつ鍋セット(冷凍:2~3人前)』の販売をスタート。同社が経営するオンラインショップ「めんたい通」や、全国5カ所に展開する「めんたいパーク」でも購入できるようになり、手軽に食べられるようになった。
それでは、2月の寒いこの時期にぴったりの鍋を早速いただくとしよう。内容量1,365gのずっしりとした箱をあけると、中には、もつ(300g)、明太子ばらこ(300g)、ちゃんぽん麺(180g×2)、だし(400g)、唐辛子(5g)がお目見え。
正直これだけでも充分な量だが、明太もつ鍋の上手な作り方※に従い、キャベツ、ニラ、ごぼう、豆腐を使って名店の味を再現しよう!
※美味しい調理方法は、商品に同封されている案内書(上手な作り方)を参考に。
まずは昆布をベースにした「ふく竹」特製の「濃縮旨だし」と水400ccを鍋に注ぐ。
彩りを考えながら具材を投入し、待つこと10分程度。あまり煮詰めすぎないのがポイントだ。
もつはある程度解凍しておくとスムーズに入れることができる。凍ったままだとかなり大きいので少し溶けにくい。
ひと煮立ちしてある程度具材に火が通ったら、お待ちかねの明太子を盛り付け。袋は生クリームの袋のように尻すぼみになっているので、上から押し出せば自然と良い感じに並べられる。素人でも簡単に見栄え良く盛り付けられるので、インスタ映えとの相性もよさそうだ。
最後の仕上げに、おたまで明太子をスープに溶かす。どれだけ溶かすかは好みだが、目安はうっすらとピンク色になるまで。それでは実食!
一口目はもちろんもつから。関東では豚のもつなど一般的だが、福岡のもつ鍋は主に牛もつが使われている。もちろん『ふく竹 明太もつ鍋』に入っているもつも牛。よく観察してみると、「ふく竹」と同じ、小腸、ハツ、大腸、ギアラの4種類がミックスされている。
ほどよく脂がのった小腸はぷりぷり。まったりとした旨味が口中に広がる。脂のしつこさはなく、箸を止めることなく食べ進められるほどあっさりとした味わいだ。歯ごたえがほしい時はハツやギアラを狙えば、飽きることなく楽しめる。
昆布ベースの出汁ともつの脂が溶け込んだスープは、これだけでもお金を取れそうなほど旨味がぎゅっと詰まった一品。もつばかりでなく、このスープをたっぷりと吸ったキャベツやゴボウの良さが分かると大人になったなぁとしみじみ感じる。
スープと混ざった明太子がもつや野菜に絡まり、食感や味にちょっとしたアクセントを与えてくれるのも面白いポイント。ただのもつ鍋ではこうはいかないだろう。
更に「辛党」の方には、封入されている一味唐辛子を入れることで自分好みに調整できる。自分のとり皿に入れてもいいし、全員の了承を得ているなら鍋にドバっといれてもいい。ただ、全部入れると相当辛くなるので注意が必要だ。
あらかた具材を食べつくしたところで、締めにちゃんぽん麺を投入。こちらも一緒に入っているので別途購入する必要がないのが嬉しい。つまり、基本的にこの商品を買えば最初から最後まで「明太もつ鍋」を楽しめるセットになっているということだ。
ちゃんぽんを食べ終えてもまだスープが残っていれば、ご飯とチーズを入れ、海苔をパラリとかければ「明太チーズリゾット」も楽しめる。鍋の底に残った明太子の粒も余すことなく堪能できるので是非おすすめしたい。
2~3人前どころか、4人でも十分に満足できるボリューム。まだまだ寒い日が続きそうなので、家族や友人と『ふく竹 明太もつ鍋セット』を楽しんでみてはいかがだろうか。
かねふくオンラインショップ「めんたい通」、めんたいパーク、そのほかオンラインショップで発売中。