花鳥風月を愛でる日本人には、春という季節には特別な想いを抱くDNAが組み込まれている。冬の厳しさから解放され、風薫り、花々が色彩を取り戻す。そんな春への憧れの象徴が桜なのだろう。小川珈琲株式会社(京都市右京区)は、そんな四季折々の”季節の味わい”を伝える「期間限定」シリーズを今年も発売。2月~4月までの3ヶ月間は『春珈琲』を楽しむことができる。見た目にも春らしいデザインが印象的な『春珈琲』。一足先に味わってみた。
やわらかい香りとやさしい甘さが特徴のコーヒー
春をテーマにしたコーヒー豆のブレンドは少なくない。コーヒー好きなら、それは季節の楽しみとして、いつものコーヒーとは別に味わいたくなるものでもある。
このおだやかな青空のブルーにピンクの桜が心躍らせる、小川珈琲の『春珈琲』のパッケージの封を切ると、やはりそこには一足早い春の香りが充満していた。
さて、さっそく十分にむらし、抽出して、この『春珈琲』をいただいてみる。ブラジルのやわらかに香る豆を使用しているとのことで、ドリップのしずくが落ちる間、その味わいに期待が膨らむのである。
コーヒーのいれ方、粉とお湯の分量には、微妙な差があるが、記者はいつも通り、粉10gにお湯125ccというやや濃いめに入れてみた。
さっそく一口。第一印象は、「わりと酸味がしっかりある」ということ。ただそれはとても爽やかに、甘い香りを引き立たせているのである。甘いだけの春ブレンドではなく、その酸味によって、とても大人っぽく甘い香りが引き締まっている。
香りが良く、爽やかに甘い後味。このブレンドは、なかなか“大人の解釈”をしているなあという印象を持った。
4月までの「期間限定」商品!
この小川珈琲の『春珈琲』は、2月発売開始で4月までの期間限定商品である。
入学・卒業、就職など、人の動きが多いシーズン。そしてそこには桜の花が必ず記憶を共にする季節。贈り物にもぴったりの商品である。
『春珈琲』は、内容量180g。豆はブラジルの特徴を活かしたブレンドで、「中細挽き」されている。
春の暖かな空気を感じさせる青空と桜の花のパッケージ。甘い香りと風味を、爽やかな酸味が引き立てる大人の春ブレンド。価格は税別550円となっている。お求めはオンラインショップにて。
気が早い記者は、この春の香りを嗅いだ後、もう夏のコーヒーを心待ちにしているのである。