熊本ラーメンの原点と言われる玉名ラーメンは玉名市のHPに取り上げられるほどのご当地グルメ。濃厚な豚骨スープと焦がしにんにくが特徴でファンらの間では市内にある約16件の専門店を食べ歩きするほどの人気ぶりだ。日本海水の『熊本玉名ラーメン風ふりかけ』はこの味をいつでもどこでも味わえるようにふりかけにした商品。毎日ラーメンを食べるのは身体に悪いけど、これなら毎日食べられる!
フライドガーリック、のり、ねぎ、ごま、たまご風味顆粒など具材の再現度も高い
株式会社日本海水(東京都千代田区)は「浦島海苔」ブランドとして、海苔やふりかけ、塩などの食品を販売する国内トップシェア企業の1つ。海苔ふりかけ茶漬けなどの食品
パッケージには、玉名名誉市民・金栗四三の顔をデザイン。初めて日本が出場した1912年の第5回オリンピックでマラソンランナーとして参加した日本マラソン界の父であり、2019年にNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公だ。
玉名ラーメンの発祥は諸説あり、久留米市の中華そば店を再現したという説や、海苔の漁業者が、寒い冬の作業の後に、体を温めるために作ったラーメンがルーツとなった説などあるが、いずれも濃厚な豚骨スープと焦がしにんにくが特徴で、めんの太さは中細めんが一般的だ。その他、チャーシュー、海苔、ごま、たまごといった豚骨ラーメンらしい具材が使われている。
『熊本玉名ラーメン風ふりかけ』にもフライドガーリックをはじめ、のり、ねぎ、ごま、たまご風味顆粒が入っている。
袋を開けると、豚骨ラーメン特有のちょっとクセのある匂い。だが、この匂いが食欲をそそるのだ。シンプルにほかほかのご飯にふりかけていただいてみる。
一口食べただけで分かるこの豚骨感。期待を裏切らない豚骨臭が口いっぱいに広がる。ご飯に豚骨スープをかけて食べる身体に悪いことをしている気分がたまらない。このカロリー感をこんなにお手軽に体験できるのはクセになりそう。
にんにく臭さはほとんどなく、フライドガーリックは食感と味に軽いアクセントを与えてくれる程度。玉名ラーメンに使われているにんにくも生ではなく焦がしにんにくチップなのでそれほど臭いというわけではないようだ。
これだけ濃厚なスープの味を再現しているのであれば、出汁代わりにも使えそう。パッケージ裏にも、ご飯と混ぜたとんこつチャーハン風、茹でたパスタにふりかけたとんこつパスタ、お湯やお茶をかけてお茶漬け風などの楽しみ方が紹介されている。なんならミニラーメンも作れそうだ。
豚骨ラーメン好きにはぜひとも試してほしい一品。全国のスーパー、オンラインショップなどで発売中。