セブンーイレブンで見つけた何とも謎い新商品。「わさビーフ」でお馴染み山芳製菓の『山芳製菓 シビシビ辛シビ。/ましまし更にまし。』だ。情報過多のこの時代、シンプルなのは助かるが削ぎ過ぎてポテトチップスである以外何もわからない。イロモノ商品よりよっぽど怖いぞ……!
原材料を見ると答えが想像できてしまう。その正体、言いたい、言うよ!(ネタバレ注意)
山芳製菓の謎に包まれた新商品『山芳製菓 シビシビ辛シビ。/ましまし更にまし。』(共に60g・実勢価格 税込159円・セブンーイレブンで購入)。表だけ見ていてはわからないので裏面を見てみると商品名からどんな味をイメージする? との言葉。普通なら”○○産の素材を使った”、”新しい形状の新食感”など美味しさの理由が書かれているのだが……なるほど徹底的に隠し通すつもりのようだ。
実は同社は過去にも似たような商品を販売していたことがあり、その時の商品名は「メラメラ。」、「ツーンピリ。」、「すぅ~っ。」の3種類。やっぱりわからない。実際に食べた人の感想によると、「メラメラ。」は辛味、「ツーンピリ。」はわさび味、「すぅ~っ。」は酸っぱいレモン味だったようだ。
今回も商品名から想像してみよう。『シビシビ辛シビ。』は”辛”という言葉から、辛味なのはイメージできる。となると、”シビ”は痺れるのシビだろうか。では『ましまし更にまし。』はというと、全く分からない。”更に”と書かれているくらいだから何かの量が多いのだとは思うが、皆目見当もつかない。
やはり実際に食べて確かめてみるしかないようだ。
シビシビ辛シビ。は花椒系の辛さと予想
まずはオレンジ色のパッケージの『シビシビ辛シビ。』から。
袋を開けると味噌のような若干の発酵臭がする。辛いわけではないのだろうか。
見た目はオレンジ色。湖池屋の「カラムーチョ」によく似ているが……やはり食べなければ分からないようだ。
1枚をとりサクッと噛みしめる。味噌の香りと味わいがフワッと口の中でも広がる。一体なにがシビシビなんだ? 辛いんだ? と思って飲みこんだらここからが本番だった。
まるで酸素に触れた途端、辛さを思い出したかのように辛さが舌全体に襲いかかってくる。辛さにはそこそこ抵抗のある記者だが、1枚食べただけでここまで辛いと感じるのは久々。これは辛い。
答え合わせに原材料を見てみると、粉末味噌、唐辛子、香辛料抽出物などが並んでいる。なるほど、やはり痺れるのシビだったようだ。正解! 痺れるのは花椒の担当分野かと思っていたが唐辛子でもここまで痺れるのかと驚かされた。
食べれば食べるほど辛くなるクセになる味。激辛党の人におすすめ。
ましまし更にまし。はフレーバーを増したと予想
お次は全く想像ができないピンク色のパッケージの『ましまし更にまし。』を食べてみよう。
ドキドキしながら袋を開けるとすぐに答えが分かった。むわっと広がるあの特有のクサい匂い、そう、にんにくだ。しかもスナック菓子にしてはかなり強烈な臭いで、とてもじゃないが職場などでは開けない方がいいレベル。
明日は人と会う約束あったっけと頭をよぎるが、開けたからには食べなければバチがあたるというもの。1枚を手に取り口へ運ぶ。
……うまい、旨すぎる! にんにくの旨味がぎゅっと詰まったかのような濃厚な味わい。甘じょっぱい味付けとの相性も抜群で、生で食べる様な辛さはなく手が止まらない。これはやみつきになる。
原材料にはガーリックパウダーの文字。割合も多そうだ。
というわけで、ましましとは「ラーメン二郎」などでお馴染みのにんにくマシマシを意味するものだった。更にましの濃厚な味わいになっているのも納得。
他の地域では「チャッチャッ豚チャ。」が発売中
調べてみると「ましまし更にまし。」は地域限定商品のようだ。それ以外の地域では代わりに「チャッチャッ豚チャ。」が販売中。こちらは豚骨ラーメンをベースとした味付けのようだ。
チャッチャッは麺を切る音だろうか。セブンーイレブンで購入可能。こちらもぜひ食べてみたい、もちろん原材料を見ないままに。