昨年、カップヌードルの残ったスープにご飯を投入する追いメシタイプの「カップヌードル ぶっこみ飯」というカップライス製品が登場したが、今回はそれをさらにマニアックに進化させたのが『カップヌードル謎肉丼』だ。謎肉ファンならたまらない味に、果たしてなっているのか、検証!
ひたすら謎肉、米、謎肉、米の連打で圧倒するストイックなカップライス体験! でもちょっとだけ麺が欲しくなるこのファンの業の深さ…
もともとラーメン界には、余ったスープにライスを投入して楽しむ”追いメシ”文化が存在する。だが具もほとんど残っていないと美味しい一方で結構寂しい。では最初から具材とともに麺なしで初めからカップライスとして食べれば? とばかりに昨年リリースされた「カップヌードル ぶっこみ飯」。
その進化版というのが、具材を謎肉に絞り込んだストイックな日清食品『カップヌードル謎肉丼』(111gうち麺ライス86g・希望小売価格 税抜250円・2018年12月3日発売)だ。細かいネギのジャブはあるが、ほぼ謎肉(味付け豚ミンチ)一本槍。肉と米をひたすら食らう構成。
ちなみに記者はこうした日清のカップライスの米粒が大好きである。コンビニおにぎりでおなじみの「はえぬき」ブランドのお米を平たく押しつぶした食感が、「日清カレーメシ」を中心に定期的に食べたくなる。そして肉好きなので、今回の組み合わせは実に期待度MAX。
では作っていこう。パッケージの指定通り、横に振ってみると、謎肉たちが乾燥米の中から顔を出す。思ったよりも低い位置にある線まで熱湯を注いだら、5分待つ。香りはカップヌードルそのものだが、麺は入っていない。申し訳程度のネギはあるが、謎肉(といっても大豆肉+豚肉というのは判明済み)の量がすごい。
5分後、思い切りかき回していく。「日清カレーメシ」もそうだが、このかき混ぜは結構しっかりした方が味も均等に広がり美味しくなるから、そこの方までしっかり目に混ぜる。
では一口。なるほどカップヌードルのスープで麺と一緒に謎肉を放り込んだ味だ。それ以上でもそれ以下でもない。まさに期待通りというか想定内というか。カップヌードル好きで、カップライス製品を食べたことがあり、謎肉に執着している人なら、頭の中でその味がわかるはず。ただ頭の中のものは実際に食べられないので、それを製品化してくれた日清食品に感謝したい。
ちなみにこの『カップヌードル謎肉丼』は、「カップヌードルミュージアム 横浜」にて数量限定で販売したところ、大反響を呼び、「カップメシ」シリーズで「カップヌードル謎肉丼」として日清食品グループ オンラインストアで限定発売したところ、用意した1万食があっという間に完売したという曰く付きの製品。
実際に食べると普通に美味しい。ただあえていうなら、麺を追加したくなる…。ラーメン店の追いメシでもそうなのだが、米の間に少しだけ残っていた麺と一緒に食べるのが記者は大好きなのだ。そのためにあらかじめ麺を食べきらないように厳しく己を律しているくらいだ。
でも謎肉ファンにはたまらないことは確かなので、好きな人は一度は試してみるべきだろう。入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。