なめらかでしっとりとした食感のお菓子がトレンドとなっている近年。今回発売された『スフル 3種のベリー』は、なんでも「ギモーヴ」という菓子の“じゅんわりとろける”新食感が味わえるらしい。果たして、トレンドの仲間入りとなることができるのか!?
フルーツピューレの自然な甘みがたっぷり感じられる!予想以上のふんわり食感チョコ
今回ブルボンから発売された『スフル3種のベリー』(41g・希望小売価格 税抜200円・2018年10月2日発売)のパッケージには、商品名にもある“3種類のベリー”の「ボイセンベリー、ストロベリー、フランボワーズ」が描かれている。
ボイセンベリーはあまり耳馴染みのない果物だが、ラズベリーと同じバラ科キイチゴ属の果物で、甘酸っぱい味が特徴のようだ。なぜかフランボワーズだけフランス語で、ラズベリーと同じものを指すのだそう。ベリーが3種類も入っているのだから、なんだか酸っぱそうだ。
そしてやたらと箱に書かれた「ギモーヴ」という単語。何か原料の名前だろうか? その「ギモーヴ」とやらは今までの人生で自分でも知らぬうちに口にしたことがあるのか、ないのかすら、全く予想できない……。
ちょっと困惑しながら箱を開けると、真っ先に目に入ったのが「ギモーヴとは」の軽い説明。なんでもフランスの伝統菓子の一つで、「フランスのマシュマロ」と呼ばれている模様。
ギモーヴとマシュマロはどちらもゼラチンで固めて作られてはいるが、マシュマロはメレンゲにシロップを加えたものなのに対して、ギモーヴにはメレンゲが入っておらず、フルーツピューレを使って作られているらしい。
2つに分かれて包装されており、各4個ずつで計8個入っており、真ん中にはご丁寧にフォークが入っている。なんて親切な……! これならチョコレートで手を汚さずに楽しむことができる。こういった菓子でフォークが入っているのは珍しいが、それほど柔らかくて崩れやすいということだろうか。
ふんわりとチョコの甘い香りが漂う中、一口食べてみると、外側の甘いチョコを経て、その中に包まれた甘酸っぱいベリーのギモーヴの口溶けにびっくり。
マシュマロのような、ムースのようななんとも不思議な食感で、口に入れた瞬間あっという間に口の中で溶けていく。噛むというより、溶かして食べる感覚に近いかもしれない。
「ギモーヴ」はマシュマロに限りなく近いが、フルーツ果汁が使われているので、マシュマロよりも甘ったるさはなくしっかりと果物の味を感じられる。
チョコは甘めだが、中のベリーがフルーティーで甘酸っぱいのでうまく味がまとまっている。「ギモーヴ」の色はパッケージに描かれたものと全くといっていいほど変わりなく、果汁がたくさんつまった感じの濃いめのピンクだ。
すぐなくなるのが惜しいからと口の中でゆっくり時間をかけて溶かそうとしてみても、自分の意志とは関係なくジュワーっと溶けていってしまう。なかなか出会えない、クセになる口溶けだ。
入手は、全国のコンビニや量販店、ドラッグストアなどで可能となっている。