世を挙げて推し進められている感のある糖質制限ダイエット/ロカボ食。糖類や炭水化物をカットして、痩せよう、健康になろうという人は後を絶たない。ところが実践すると厄介なのは、国民食とも言うべきカレーとラーメンが敵視されてしまうこと。しかしその常識を打ち破ったのが『RIZAP 辛口チキンカレーラーメン』である。
カレー味のダイエットラーメンがチキンの香ばしさと旨味を追加してさらに進化!
結果にコミットするライザップとファミリーマートが手を組んで展開しているのが、この「ファミマでライザップ。」シリーズ。さりげなくパン製品から撤退していたり、ワンハンドで食べられて便利な「RIZAP サラダチキンバー」がレモン味になってパサパサ食感になってしまったり、記者的には残念なところもあるのだが、ラーメン系はコンスタントなリリースを続けているのがうれしい。
手がけたのは明星 低糖質麺シリーズとして「ローカーボNoodlee」「はじめ屋」を手がける明星食品。あまり見かけないが、中でも徹底したこだわりでリニューアルし続ける「はじめ屋」シリーズは、糖質オフの限界を突き抜ける味を実現しているので、興味のある人はぜひ。
ちなみにこの「ファミマでライザップ。」シリーズでは、カレーラーメンはもちろん初めてではない。今年2月にも「RIZAP スパイシーカレーラーメン」が出ているので、そんなに期間が空いているわけではない。
ではこの『RIZAP 辛口チキンカレーラーメン』(71gうち麺55g・希望小売価格 税抜184円・2018年10月16日発売※ファミリーマート、サークルK、サンクス限定・数量限定)は、いったいどんなところが変わったのか。そこを実際に食べてレポートしてみたい。
喉の奥に火の手が上がる、なかなかの激辛ぶり。しかしその効果でダイエット麺特有の味わいがごまかされる!?
フタをめくると、穏やかなチキンカレーの香ばしくて甘やかな香り。この時点では辛そうな気配はあまりない。使用しているのは低糖質な大豆と食物繊維の組み合わせ。隠し味にガーリックエキスが練りこまれている。
通常は炭水化物代表・小麦粉たっぷりで作られるカレーも、食物繊維を練りこむことで糖質カットを実現しているようだ。かやくは味付豚肉、赤ピーマン、ねぎ。そう、見た目の辛さをアップさせるために投入されているのは、赤唐辛子ではなくて赤ピーマンなので安心を。
熱湯を入れて、4分待つ。それからフタをめくってぐるぐるかき回す。世の中のカレー系カップ麺全てに共通することだが、底にスープが溶け残りがち。なのでしっかり目にかき回すのがおすすめ。
まずはスープから。チキンラーメン的なふんわりとした香ばしさと甘みを感じながら旨味を堪能。そう、舌の根元に差し掛かるまでは。喉奥に入ると、いきなり小爆発。辛さが炸裂して、油断していたらむせていた。これは結構な辛口本格派。
しかしこのカレースープ、チキンカレー化したのは正解なようだ。チキン特有の旨味が広がってカレーの美味しさを加速する。うまい、うまい。それでは肝心の麺をいこう。ここが一番の難所。どうしても大豆のクセや食物繊維特有の自称 無味無臭の不思議ちゃんな味わいが出てしまうから。
でもこれ、カレーの旨味の洪水の中で、ほとんど感じる暇がない。しかもチキンの香ばしさがうまくフォローした上、怪しさをさらに消すためのガーリックが効いている。これはもう作戦の勝利。結構な辛口であることも、そうした麺に必要以上に注意を注がせないための作戦だろう。
糖質制限ダイエット/ロカボ食実践中で、カレーやラーメンから縁遠くなっていた人も、この『RIZAP 辛口チキンカレーラーメン』なら大丈夫。限定品と言わずに、通年商品になってくれるとうれしいと、体重に問題を抱える記者は痛切に思った。
入手は全国のファミリーマート、サークルK、サンクス限定(数量限定)で可能だ。