「カルピス」の生みの親・三島海雲が内モンゴルで体験した酸乳を元に1919年(大正8年)7月7日に発売されたのが「カルピス」。希釈して飲むタイプの子供達の人気ドリンク。もう100年近くも愛され続けているのには驚き。今回はそんなカルピスにヨーグルト投入で新たなる美味しさを追求した発酵BLEND「ヨーグルト&『カルピス』」を紹介する。
乳酸菌飲料のカルピスと、乳酸菌食品のヨーグルトが合わさって、一体どうなるというのか!?
かつてはガラス瓶入りの「カルピス」を希釈して飲むのが普通だったが、1973年の「カルピスソーダ」、1991年の「カルピスウォーター」が人気を博し、缶タイプ、ペットボトルタイプも定番化したカルピス。
健康志向の高まりとともに女性を中心に強い支持を受け、カロリーが高いと言われれば今回の発酵BLEND「ヨーグルト&『カルピス』」のようにカロリー控えめタイプを投入してくれるアサヒ飲料。今回のテーマはやはりというか変わらないというか、”発酵”である。
そうした発酵のチカラを体験してもらうために昨年都内2店舗で3種類の「『カルピス』+発酵BLEND」を発売して、その一番人気だったものを今回商品化したという。それがアサヒ飲料 発酵BLEND「ヨーグルト&『カルピス』」(500mlPET・希望小売価格 税抜140円・2018年 6月19日発売)だ。
もちろん各家庭でも水で割るのに飽きて、牛乳で割ったりというのはよくやったことだろう。しかし乳酸菌飲料であるカルピスをヨーグルトで割るのは、あまりにも近い存在すぎて逆にやっていなかったのではないだろうか。
乳酸菌由来の甘酸っぱさが加速する濃い目の味わい。酸味ファンに良いでしょう!
カルピスの美味しさを甘味と考えるか、甘酸っぱさと考えるかで、この発酵BLEND「ヨーグルト&『カルピス』」を美味しく感じるかどうか決まると思う。
キャップをひねるとふんわりと漂うのは、むしろヨーグルトが主体。一口飲むとカルピスが濃厚仕立てになったようなテクスチャー。そして爆発する甘酸っぱさ。これはかなり”酸っぱさ”をフィーチャーした味仕立てだ。相性の良さはもちろん両方乳酸菌ものなのでバッチリ。
やっぱり乳酸菌飲料(食品)は、きっちり酸味もなくちゃねというヘルシー舌の持ち主ならきっと気にいるはず。酸っぱいものが苦手な記者はギリギリだが、好きな人は大喜びに違いない。それほどまでに甘酸っぱさをきわめた味わいだ。
カロリーは控えめで1本で95kcal。糖質は20.5g。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。