人気缶コーヒーブランドのアサヒ飲料株式会社『WANDA』シリーズから、この春登場したのが『WANDA TEACOFFEE カフェラテ×焙じ茶』。確かにコーヒーなんだけれど、お茶が追加されている型破りな商品。ただのコーヒー飲料とは何が違うのだろうか ? 何でも混ぜればいいとこ取りになるほど、世の中は甘くないと思うのだが…。
お茶系ペットボトルを手放せない若者に向けた新ライン!?
アサヒ飲料『WANDA TEACOFFEE カフェラテ×焙じ茶』(525mlPET・希望小売価格税抜160円・2018年4月17日発売)は、同社のコーヒーブランド『WANDA』から発売された、若者向けの新ライン。コーヒーに関心を持ち始めた普段は茶系ベットボトルを飲んでいる20代が、リフレッシュタイムに飲める親しみやすい商品を目指し開発された。
イメージキャラクターを務めるのは人気の俳優、神木隆之介と川栄李奈。CMではビートたけしが上司で、新入社員に扮したこの二人が、イマドキの若者らしい「新しいコーヒー」の楽しみ方をレクチャーしてくれる。
『TEA COFFEE』のラインナップは『カフェラテ×焙じ茶』と『コーヒー×煎茶』。今回は、『カフェラテ×焙じ茶』味を試飲してみる。
コーヒーとお茶は本当に合うのか !? 醤油にソース、みたいなことにならないのか!?
商品のタグに書かれていたのは「コーヒーにお茶 !? コレが合うんです ! 」というキャッチコピー。ティータイムの主役を狙う2つの味が同時に入ってくるんだから、口の中でケンカし合わないか心配だ。そんな不安を抱えつつ、実際に飲んでみる。
コロンと丸いフォルムが可愛らしい『TEA COFFEE』のパッケージ。高さ、大きさともにコーヒー用のタンブラーとほぼ変わらず、手の中に収まり持ちやすい。
通常のペットボトルより小さく見えるが、しっかり525ml入っている。グラスいっぱいに注いでも、まだ残っているのが嬉しいところ。
一口飲んでみると、カフェオレのまろやかな味わいが口の中に広がり、最後に焙じ茶のすっきりとした後味が残る。
結論からいうと、この2つの組み合わせはアリだ。コーヒー豆と茶葉、焙煎と焙じと呼び方は微妙に違うが、熱を加えて香ばしくするのは同じ。なのでカフェラテはもちろん、コーヒー牛乳やフレーバーコーヒーが好きなら気に入るのではないだろうか。
成分を見てみると牛乳、砂糖、コーヒー、焙じ茶が入っており、リフレッシュしたい時に飲むドリンクのいいところが掛け合わされている『TEA COFFEE』。
使用されているコーヒー豆はブラジル産で、苦味や雑味を抑えたスッキリ系。焙じ茶の茶葉は国産のものが使われており、洗練された味わいとなっている。
コーヒーショップの味にも劣らないレベルのドリンクを、コンビニやスーパーで買うことができるとは驚きだ !
一味違う新感覚のコーヒー飲料として定着するか、ミルキーなカフェラテに和の後味。
いつものコーヒーやお茶とは一味違うドリンクを求めている人に、ぜひ飲んでもらいたいこの商品。
甘みがありつつ和風な後味なので、甘いミルクコーヒーが好きな子どもが焙じ茶の美味しさに目覚めるきっかけとなり、普段は日本茶命のお年寄りがカフェラテ好きに変化する可能性を秘めている可能性だってあるのではないか。
6月には『ブラック×煎茶』の組み合わせも発売されるので、あわせて試してみたい。