宮崎県を代表する柑橘系果実。県外では「小夏」「ニューサマーオレンジ」とも言われる。苦味の少ない白い皮も一緒に食べて美味しい。さて、何でしょう。正解は「日向夏(ひゅうがなつ)」。今回紹介する『和果ごこち 日向夏サイダー』は、そんな宮崎県にて江戸時代に発見された柑橘フルーツの美味しさを人工甘味料不使用で大人の炭酸飲料だ。
旬の果実が一番美味しい。そんな基本を守った「和果ごこち」シリーズから旬の宮崎県産日向夏を搾ったこだわりサイダーが登場!
自販機ユーザーに絶大な支持を受けるダイドードリンコの果汁飲料シリーズ「和果ごこち」。2014年誕生のまだ新しいブランドだが、当時に比べて2倍の出荷量になっている新規ブランドだ。
その「和果ごこち」が今回目をつけたのは日向夏(ひゅうがなつ)。江戸時代に宮崎市で発見された、ゆずの突然変異種と言われている。和の果実の中でもさっぱりとした清々しい味わいが特徴で、大人のための上品な柑橘類としてその存在感を強めている。
日向夏の特徴はみかんよりも大きく、夏みかんよりは小さめ。味わいはグレープフルーツに近いけれど、酸味は抑えられているという柑橘類。眩しいイエローの皮を薄く剥いて、白皮ごと食べるのが作法。通常の柑橘類とは違い、白皮が苦くないのが特徴だ。
そんなデリケートな美味しさを持つ日向夏は春が旬。ハウスものとして一年中存在するけれども、「和果ごこち」なので旬生産。そんなダイドードリンコ『和果ごこち 日向夏サイダー』(500mlPET・希望小売価格 税抜130 円・2018年4月16日発売)を飲んでみよう。
水色は鮮やかな日向夏イエロー。キャップをひねると香りたって来るのは果皮の上品できりりとした香り。そこに酸味が加わって、芳醇な果実感となる。確かにグレープフルーツでもない、夏みかんでもない、ゆずといえばゆずだがちょっと違う、和装美人の佇まいを感じさせる独特の存在感。
一口飲んでみると日向夏という柑橘類の一番良いところを凝縮したような果実感に圧倒される。そこをレモンピール果皮エキスで仕上げた独特の大人の味。香りが先にきて、その後の口の中いっぱいに甘酸っぱさがあふれ出る。人工甘味料不使用で仕上げた甘さはしっかりと、でも後味はベタつかず。大人向けの絶妙な炭酸感はこれからやって来る夏にぴったりの爽やかさを加速するばかり。
これは無粋なエアコンではなく、打ち水後の夏の夕暮れの自然の涼風を楽しみながらよく冷やしてじっくり飲みたいタイプ。『和果ごこち 日向夏サイダー』で、大人らしい夏の午後を過ごしたい。