クエッの鳴き声が特徴の鳥類キャラクター・キョロちゃんでおなじみの「チョコボール」。キョロちゃんとともに1969年に正式商品化したので、キョロちゃんももうすぐ50歳。歴史の中で様々な変わり味を出してきたが、今回は2.5倍サイズの『大玉チョコボール<ピーナッツ>』と『チョコボール<カスタード味>』を紹介したい。
幼い頃の妄想・大きなチョコボールが現実になった大人向けチョコボール『大玉チョコボール<ピーナッツ>ホワイト』
自分が成長したなと感じるのは、久々に帰った実家で見る親の小さな背中と、昔より小さく感じるチョコボールのサイズ。比率的に手も大きくなっているわけで、小さく感じるのは当然。森永製菓の『大玉チョコボール<ピーナッツ>ホワイト』(56g・希望小売価格 税抜160円・2018年2月20日発売)は、体積にして2.5倍の大きさに仕上げた大人に向けたアピール感の強い製品だ。
もちろん通常の黒色タイプ『大玉チョコボール<ピーナッツ>』もあるのだが、とかく冷遇されがちなホワイトチョコレートをまとっているので、こちらを紹介。2.5倍と聞いて相当でかいものがパッケージから出てくるかと思いきや、そうでもないと感じてしまうのは前述の理由のせい。大人になっても継続して食べ続けている人なら、素直に大きいと感動できるのだろうが。
さらに体積が、という点にも留意したい。直径でいうと大玉=直径20mm、通常=直径14mmなので比べて見ないと実感が湧きにくいところだ。
では『大玉チョコボール<ピーナッツ>ホワイト』を食べてみよう。チョコボール好きにはピーナッツ派とキャラメル派が存在するが、これはピーナッツ路線。でかい白い玉をパクリ。ほんわかしたミルク感を蓄えたホワイトチョコレートが実に美味しい。奥歯でクラッシュした後は、カリカリのクリスプ層ととともにピーナッツのカリッが登場して、実に楽しい。これは止まらなくなる。
あえて弱点を言うならば、チョコボールのアイデンティティーとも言うべきくちばし付きの箱でないところか。ただレアな「金のチョコ玉」が入っている可能性も…。
白いボールの中にカラーシュガーが埋まっているイースター感みなぎるお楽しみタイプ『チョコボール<カスタード味>』
こちらは現役の子供世代をターゲットにした、イースター(復活祭)向けの『チョコボール<カスタード味>』(22g・希望小売価格 税抜80円・2018年2月20日発売)。ハロウィンはすっかり日本に定着してしまったが、その次と目されているのがこのイースター。何月何日と決まっていない移動祝日で、春分の日後の最初の満月後に訪れる最初の日曜日。何のことかわからなくても大丈夫。今年は4月1日になるよう。
キリストの復活を祝う祝典だけれども、基本的には卵を使って子供達が遊ぶというのがイベントとしてのイースターのキモ。カラフルに絵の具で彩色した卵が有名。
そういうわけで『チョコボール<カスタード味>』は白いカスタードチョコでコーティングされているのだけれど、中にカラフルなカラーシュガーが見え隠れしている楽しいルックス。口に入れて噛むとザクっとした中のビスケットの食感とともに卵感溢れるカスタード味が広がる。
美味しく食べるだけではなく、箱にはめくれる部分がついており、イースターならではのエッグハント(卵探し)が楽しめるという凝りようだ。
この商品だけでなく、「おっとっと」「パックンチョ」などもイースター商品が出て、キャンペーン、イベントも行われるそう。専用アプリを使ってARで遊んだり、様々な仕掛けが用意されているので、よいこのみんなはぜひ公式サイトからダウンロードしよう。