「熱い男の燃える麺(MEN)」というパッケージの謳い文句とともに、さっそうと登場した“お祭り男”。それがオリーブ王国の小豆島からやってきた『激辛お祭り焼きそば』だ。名産のオリーブオイルと厳選された唐辛子を練り込んだ麺生地を、小豆島伝統の手延製法で作り上げた本格焼きそば。激辛ブームの真打ちに、いま熱い視線が集まっているぞ!
マジメな会社が“史上もっともふざけた”パッケージ
株式会社共栄食糧(香川県小豆島)の『激辛お祭り焼きそば』(250gうち麺180g・希望小売価格 税込648円・発売中)は、自然豊かな瀬戸内海の小豆島で誕生した。同社は、この島特産のオリーブオイルを使ったオリーブパスタや小豆島伝統の手延素麺などを製造している。
同社の主力である乾麺のオリーブパスタ・ラーメンは400年近い伝統の手延製法を活かした商品だが、この独自性をアピールするために今回「激辛お祭り焼きそば」を開発したという。
2人前のパッケージで、麺が180gと特製ソースが封入されている。お好みで肉や野菜などと炒めて食べるのがオススメだ。もちろん、炒める前に乾麺を茹でて戻す必要がある。
パッケージの背面には原材料と調理方法が記されている。これを見る限り、麺の成分上位に唐辛子の記述があるものの、ソースのほうには激辛要素が見当たらない。どうやら、麺自体が辛いために「激辛」と銘打っているようだ。
話は前後するが、パッケージは笛を吹くおじさんのイラストと、燃え盛る炎の背景に「激辛!」の文字がデザインされている。共栄食糧によると「当社史上もっとも“ふざけたパッケージ”ですが、商品開発会議ではこれまでにないほどマジメに議論を重ねました」という。これで史上もっともふざけたパッケージということは、ずいぶんとマジメな人が多い会社なのだろうということは想像に難くない。
ソースは、予想外に少しピリッと辛味のあるオーソドックスな焼きそばソース。香辛料のためなのか、原材料表示よりは辛めな印象を受けた。これが激辛の麺とどう絡み合うのか、実際に試食してみなければわからない。
しっかりとしたオリーブの風味と辛さがベストマッチ
豚肉とピーマン、キャベツ、人参、玉ねぎとともに炒めてみた。ちなみに乾麺は2リットルの沸騰したお湯に入れ、火加減を調節しながら2、3分ほどで茹で上がる。このスピーディーさも魅力のひとつだ。
麺を食べてみる。
か、辛い!!!
これは予想以上に激辛だ。しかし、その辛さの先にもっちもちの麺の食感と、しっかりとしたオリーブオイルの風味があり、非常に美味しい。ソースとの絡み合いもベストマッチで、激辛なのになぜか後味が美味いという新感覚の焼きそばだ。
お取り寄せに最適の小豆島グルメを堪能せよ!
同社では、この「激辛お祭り焼きそば」を小豆島のお土産や罰ゲーム用、激辛好きの人へのプレゼントに、と位置付けている。しかし、罰ゲーム用に使うのはもったいないほどの味なので、もっと自信を持ったほうがいいと思う。麺もソースも再々にわたって試作を重ねたそうなので、ぜひお取り寄せをしてでも食べてみてほしい逸品に仕上がっている。購入は「小豆島 庄八」公式オンラインショップへ。