最初は普通のキムチだと思って食べると、その甘さに度肝を抜かれる「ご飯がススム キムチ」。今や売れ筋商品として、ススムくんとともにスーパーのチルドコーナーではおなじみ。そんなススムくんがラーメンとなった『サッポロ一番 ご飯がススムキムチ味ラーメン 甘っ辛っうまっ!!仕立て』。ご飯はどこへ!?
思ったよりは序盤は甘さ控えめで、きっちり辛い正統派キムチラーメン。しっかりクサイ、その上時間が経つと…!
サンヨー食品の『サッポロ一番 ご飯がススムキムチ味ラーメン 甘っ辛っうまっ!!仕立て』(95gうち麺70g・希望小売価格 税抜205円・2018年2月19 日発売)は、看板商品「ご飯がススム キムチ」の株式会社ピックルスコーポレーション(埼玉県所沢市)とサンヨー食品が共同開発したキムチラーメン。
なのでキムチなのにあまり辛くなくて甘い(だからご飯がススム)という特徴を引っさげて、カップ麺化となった。正直甘いキムチは苦手だが、甘辛キムチラーメンはどうなんだろうと不安がよぎる。具材はキムチ、肉そぼろ、かき卵、ネギ。スープはかつおのうまみ、ガーリックのコク、リンゴの甘味という3つ目がちょっと恐ろしい構成。
麺は油揚げタイプの中太麺で湯入れ時間は3分。ご飯は入っていないので、念のため。それではためらいつつも食べてみたい。
湯入れの最中から、かなりクサイ。にんにく感たっぷりのキムチのクサさ。オフィス食べに適していないタイプ。フタには「仕上げの小袋」がついているので、湯入れ前に外しておく。
調理完了、フタをめくると、もっとクサイ。そして「仕上げの小袋」を入れたら、中から溢れ出すキムチオレンジのオイル。クサさはMAXへ。キムチラーメンは好きなので楽しみなのだが、”甘い”という一点で不安。恐る恐るスープから行く。
あれ? それほど甘くない。それでいて、結構ホットな辛さ。美味しい。熱々の麺と、肉そぼろ、白菜キムチのハーモニーはかなり美味。しかし、だんだんスープが冷めてくると、だんだんリンゴの主張が入ってくる。そう、甘みが強く感じてくる。
後半になると、ご飯がススム感が次第に増し、甘くなっていくのだ。これは甘辛好きじゃないと少々厳しいかも。
もちろん熱々のうちに一気に食べ切ってしまえば、あまり気づかないでも済むので、甘いのが苦手な人は急いで食べるといいかも。また余ったスープにご飯を入れて、無理やりご飯をススませるのも良い手だろう。