ワインとチョコレートが合うんだろうか、というのは正確にはワインとチョコレートの各々の特徴によるのだが、決して無しな組み合わせではない。そして今回紹介した『トッポ<アーモンド&ヘーゼルナッツ>』はその一歩先を行って、ワインと一緒でより美味しくなる味わいを目指したんだとか。それではおためししてみよう!
赤ワインとともに口の中でマリアージュさせると美味しさが際立つ!
ロッテの「トッポ」と言えば、それまでの江崎グリコ「ポッキー」のようなプレッツェル菓子が表側にチョコレートをコーティングしたのをあえて逆転させた、内部がチョコレートのコロンブス的お菓子。1994年誕生。
確かに見た目はプレッツェルそのものなので、ワインに合うといいたい気持ちもよくわかる。イタリア料理店やスペイン・バルなどでスティックをカリカリかじりながらワインを飲むのは意外ではないので、ロッテの『トッポ<アーモンド&ヘーゼルナッツ>』(2袋入・希望小売価格 税抜約250円・2017年11月14日発売)がワインに合ったとしてもおかしくはない。
そもそもワインとチョコレートは似ている部分がある。ぶどう由来の抗酸化成分ポリフェノールが含まれているのでおなじみだが、チョコレート原料のカカオもまたポリフェノール含有物質として有名。なのでそんなにかけ離れた存在ではない。
ワインとチョコレートを合わせる場合、通常は赤ワインとダークチョコレートが定番。ところがこの『トッポ<アーモンド&ヘーゼルナッツ>』はもっとミルキーなナッツ入りチョコレートをフィルインしている。果たしてどんな結果になるか。
用意したのはフルーティーなミディアムボディの赤ワイン。それをぐいっと飲んで、取り出した『トッポ<アーモンド&ヘーゼルナッツ>』をガリッといく。表面のプレッツェルが香ばしくて、ここまでは順当。噛んで内部から出てきたアーモンド&ヘーゼルナッツ入りのミルクチョコが赤ワインの渋みと出会うと、不思議なことにフルーティーさが際立って、華やかな美味しさに。
酒のつまみに甘いものなんて、というのはもはや過去の話。なるほど、これはよく合う。幸福なマリアージュ。ワインが進む。念のため白ワインでも試してみたが、結構美味しい。おすすめはやはり赤ワインだけれど。
それに「トッポ」を食べながらほろ酔い気分になっていくのは何とも新鮮。ちょっとばかりクセになりそうだ。もう一つ、二つのパッケージを合わせるとワイングラスを合わせているようになる「チョココプレミアム<香るシナモン>」も同時発売。全国のスーパー、コンビニエンスストアで来年の春の訪れ前まで入手可能だ。