新たな黒歴史とおもいきや!どん兵衛『 完熟とまとうどん』はカゴメトマトピューレが爽やかな味わい!

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今度こそ売れて欲しい日清の黒歴史トリオ復活、という話題の陰でいつのまにか店頭に並んでいた『日清のどん兵衛 完熟とまとうどん』。また冒険味あふれるこの発想…。まさか新たなる黒歴史? いろいろな想いを込めて。夏真っ盛りの7月31日より今だけの期間限定で発売となったその味を確かめる。

完熟トマトと味わううどん…。創作和風テイストのその味は、意外にも!?

「日清のどん兵衛」は、1976年発売。和風カップ麺のトップブランドとして、日本国民のお腹を満たしてきた庶民の味方だ。しかしそんなトップブランドにも売れなかった残念な味が存在し、時代を先取りしすぎて売れなかったといわれる”黒歴史トリオ”(日清のどん兵衛 だし天茶うどん、カップヌードル サマーヌードル、日清焼そば 熱帯U.F.O.)が2017年7月から再販され世間をにぎわせている。

 

 

その同月、夏季限定でひっそりデビューしていたのが日清食品『日清のどん兵衛 完熟とまとうどん』(97gうち麺量66g・希望小売価格 税抜180円・2017年7月31日発売)。一部ファンの間では、黒歴史トリオの後にさらなる黒歴史が…?ともいわれている新商品だ。一見、夏っぽくて爽やかそうに見えるが、そもそもカップ麺にとっては売れ行きが落ちる夏に登場する限定風味はちょっと変わったものが多い。大丈夫か!? 『完熟とまとうどん』!

 

どん兵衛のだし×カゴメトマトピューレの相性は?実際に食べてみよう!

『日清のどん兵衛 完熟とまとうどん』のテーマは「創作系さっぱりうどん」。昆布とかつおのうまみをたっぷりときかせただしに、完熟トマト1個分の「カゴメ トマトペースト」を加えた夏にぴったりのうどんだという。さすがに黒歴史にはなりたくないということか、トマトケチャップやトマト調味料の老舗・カゴメがコラボレーション。安心感がある。

単なるトマトではなく、由緒正しいカゴメのトマトを使用。

 

しかも1食あたり、完熟トマト1個分のトマトペーストを使用。リコピン約5.7mg(中サイズのトマトおよそ1個分)を含んでいる。リコピンはトマトなどに多く含まれるカロテノイドの一種で、細胞修復・疲労回復に効果的とされるから、夏バテ気味の人におすすめ。

かやくは、味付油揚げにトマト加工品、ねぎというシンプルな3品。トマトペーストが入った袋は、お湯を入れて待つ間フタの上で温めておく。

お湯を注いだ時点では特にトマトのにおいはなく、どん兵衛きつねうどんのよう。

5分待ったら、できあがり! 温めておいたトマトピューレを入れて、かき混ぜよう。

トマトピューレの甘酸っぱい香りが爽やか! 夏っぽい演出がここでいっきに入る。ネストローネのような洋風の香りがするが、どこかほっとするのは和風だしの香りだろう。

天ぷらやきつねと違って大きな具がないので、見た目はちょっとさみしげだが、トマトらしい赤いスープはおいしいそう。一口飲んでみると、トマトピューレの酸味とだしのまろやかな甘みがうまく溶け合っていておいしい。見た目よりはあっさりしているし、酸っぱさもない。

スープがあっさりしているので麺の味もよくわかり、夏でもさらさら食べられる味だ。終わりの見えない猛暑で疲れた胃腸に効く、やさしい味わいだった。うどんがトマト風味って、と購入に踏み切れない人もいるかと思うが、想像以上にだしとトマトがマッチしていてするっと食べられた。これは黒歴史にはならないクオリティ!

しかしながら、『完熟とまとうどん』のうまさが本領を発揮するのは冷たい状態だと思う。手間はかかるが、冷蔵庫でスープを冷やしてから麺は別にお湯で戻して冷水にさらして冷たい状態で食べると、かなりおいしい。冷やすとだしとトマトのバランスがちょうど半々になり、味がよりまろやかになる。この冷やしうどんこそ『完熟とまとうどん』の真の魅力だと思った。

『日清のどん兵衛 完熟とまとうどん』は全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで販売中。1食当たり339kcal(めん・かやく313kcal/スープ26kcal)。夏は夏のおいしいものを食べて、この暑さを乗り切ろう!

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