キリンと森永のコラボで生まれた『午後の紅茶<ミルクティーケーキ>』は、魔性の貴婦人の甘き誘惑系!

“午後ティー”の愛称で呼ばれ、1986年の登場以来No.1ブランドの座に君臨し続けているキリンビバレッジの定番紅茶飲料が、「マリー」「ムーンライト」「マンナ」で知られる森永製菓のクッキー/ビスケットシリーズとコラボ。生まれたのが『午後の紅茶<ミルクティーケーキ>』だ。

“「午後の紅茶」に合う”ことを前提に作り上げられたコラボ商品。ソフトな記事にまったりクリームが収まりミルクティーの風味がふわっ

 

今回の森永クッキーシリーズと午後ティーのコラボは3商品。「午後の紅茶<ストレートティーケーキ>」と、「午後の紅茶<レモンティーサンドクッキー>」と、今回紹介する森永製菓『午後の紅茶<ミルクティーケーキ>』(6個入・実勢価格 税込約300円・2017年7月25日発売)だ。

過去にも2010年の「アイスガイ<午後の紅茶 茶葉2倍ミルクティー>」を皮切りに、「午後の紅茶ソフトクッキー<ミルクティー>」(2011年)、「午後の紅茶レモンティーバイ」(2015年)、「午後の紅茶レモンティーポップコーン」(2016年)というコラボ商品を発売してきたので、その連携はすでにかなりスムーズと予想される。

『午後の紅茶<ミルクティーケーキ>』の題材となったのはもちろん、午後ティーのミルクティー。セイロン紅茶発祥の地であるキャンディの茶葉を80%を使用して、茶葉を輸入してからカットするフレッシュカット製法で生み出したコクと香りと程よい甘さで午後ティーラインナップの筆頭に紹介されるもの。

クッキーコラボということで、ケーキも硬め? と思ったら大違い。ケーキの名の通り、ふんわりとしたソフト生地に紅茶パウダーを練りこんで仕上げたマットな質感のスポンジタイプ。しっとりと仕上げたそのケーキに挟まれているのは、午後ティーのミルクティーをイメージしたミルクティークリーム。半生仕上げなので、冷蔵庫で冷やしてから食べたいタイプのサンドケーキである。

箱を開けると6個入り。実際にそのまま食べてみると、封を切った途端に紅茶の良い香りがパーっと広がる。そしてふわふわしっとりの生地にやわやわのミルクティークリームが。もはや歯が要らないタイプの柔らかケーキの決定版という感じだ。

そして冷蔵庫で冷やすと、さらに美味しくなる。生地のしっとり感とふわふわ感が冷やされると上品で繊細なドレスで着飾ったように格調をアップ。生地に練りこまれた紅茶の香りがよりシャープになり、クリームもただ柔らかいのではなく、まったりとした質感をもって立体的な味わいを醸し出す。

もはやナイフとフォーークで食べてもいい領域。カフェで本日のスイーツとしてややこしいフルーツソースを添えて出されても違和感のないレベル。この手のお菓子としては300円というのはお高めだが、それ以上の味わいを感じられることは確か。

午後ティーはやっぱりミルクティーという人はもちろん、紅茶味のスイーツがお気に入りなら、一度は食べてみるべき傑作菓子。6個入りだけれど、放っておくと一人で全部平らげてしまう人も多いのではないかと予測する。一個につき126kcalで糖質量15gなので、それなりの覚悟は必要だが。魔性の貴婦人味、是非味わってみてもらいたい。

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清水 りょういち: