ザチョコシリーズ最新作はドミニカ大使も太鼓判の『明治ザ・チョコレート 軽やかな熟成感ビビッドミルク』!

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“THE”のロゴがコンビニやスーパーの棚で印象的な、明治がおくる”BEAN to BAR”チョコ「明治ザ・チョコレート」シリーズ。その最新作は昨年限定発売したドミニカ共和国産カカオ使用品がヒットしたことを受けての『明治ザ・チョコレート 軽やかな熟成感ビビッドミルク』。本物のカカオの味わいが楽しめそうで、期待しかない。

 誤解を恐れずに言えば、”子どもに食べさせるのはもったいない”!

 

カカオ豆からチョコレートとしての製造までを一括して同じ工場で行うのが”BEAN to BAR(ビーン・トゥ・バー)”方式。あちらこちらでこうしたB to Bチョコレートの製造販売をする菓子店やカフェが近年グーンと増えた。

そんな中、メジャー・メーカーとしても黙っていられなかったのか、2016年に”チョコレートは明治”の明治が市場に投入したのが「明治ザ・チョコレート」シリーズだ。当初は社内でも猛反対を押し切っての発売だったという。

 

 

確かにそれまでの明治イメージを振り払うかのような雑貨センスのパッケージに、最初は度肝を抜かれた。セレクトショップに置いてありそうなその面構えが、まさか大手中の大手・明治の製品だとは思いもしなかったのである。

 

 

しかし実際に食べてみるとその高品質な味わい、板チョコとしては高いがスイーツとしては安いという絶妙な価格設定で、一気に人気商品の花道を突き進むこととなる。今やコーヒーのように”スペシャリ(ル)ティ”チョコと言えば、このザチョコである。世の中ではハイカカオ・ブームというのもあって、カカオ70%以上のチョコも多く発売されているが、やはり健康には良くても味の面では…というものが多いだけに、そこにこだわらないところが良いところ。

そんな中で登場した、明治『明治ザ・チョコレート 軽やかな熟成感ビビッドミルク』(50g・想定小売価格 税抜約220円・2017年5月30日発売)もまたカカオ分54%という絶妙な配合率。小技の効いたパッケージを開けていくと、中から出てくる3袋。ひとかけらずつでは味わいが足りないが、全部開けてしまうのは心が痛いという心理を見抜いたこの作戦もニクい。

今回使用されているのはスパイシーさと酸味が共存するドミニカ共和国産高品質カカオ。エクトル・ドミンゲス駐日ドミニカ共和国特命全権大使閣下も太鼓判を押したというその味わいは、もう。

 

 

とんでもなく抑制の効いたハンサム味と重厚な余韻のフェルマータ。これなら憂鬱な午後だって幸せなミルキーカカオ色に染まるはず!

バクッといくと広がるアロマのような濃厚な香りの洪水が立ち上がる。前歯で割るとカッという小気味いい音とともにまったりとしたチョコレートが舌の上の小さなかけらからとろけ出す。うわ、何てうまいんだろう。カカオの中でもこれは確かにハンサム。キュッと甘さを控えた中で、濃厚なカカオ豆のコクとスパイシーさと香ばしさが重厚なハーモニーを醸し出す。薬じゃないけど、何だか”効きそう”なこの味わいは、舌の極楽。

ゴクンと飲み込んだ後の余韻もまたフェルマータ。延々と後味が響き渡って、しばらく余韻でうっとりできる。その間、約5分近く。これに合わせるなら酸味の効いたモカ・マタリあたりのコーヒーを浅めの焙煎で濃すぎず一緒に味わいたい。っていうか、水でもいい、いっそのこと。この味色に染まりたい。

正直200円台でこれだけ楽しめるスイーツはそうはないと思った。

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