背の低い男性ほど若年でもハゲやすいことが、大学の研究で判明した。…なんてこったい!
ドイツの名門ボン大学の研究チームは、若ハゲをわずらっている男性約1万1000人と、ハゲていない男性約1万2000人を対象にして、遺伝子の解析を行った。
その結果、男性の身長と毛髪に同時に影響を与える遺伝子を発見。つまり身長と脱毛に因果関係があるということだ。同時に、男性ホルモンであるテストステロンも、血液にはいって全身をめぐっていくことで、脱毛を誘発することが分かった。
研究チームのステファニー博士らによれば、ハゲの危険性を高める遺伝子が働きはじめると、ホルモンの影響で思春期が早まり、背が伸び切らないという。さらにそんな男性は背が伸び切らないまま、同時にハゲはじめてしまうのだ。
思春期が早く、背が低いと同時にハゲた覚えのある男性たちは、この遺伝子を持っている可能性がある(それを今さら知ったところで…というところだが)。
ただし、背が低いからといって必ずしもハゲるわけではない。あくまでこの“問題”の遺伝子がある男性だけが、若ハゲになってしまう危険性があるだけだ。
とはいえ問題は遺伝子レベル、あとは覚悟を決めるしかないわけなのだが。
文/関本尚子