餃子女子なる言葉がメディアに踊るほど、みんな大好き「餃子」。5月8日発売の『日清のどん兵衛 ギョーザラブうどん』は、うどんなのに餃子を再現したまさかのカップ麺! 早くも熱烈な信者を作っているという話題の味を、実際に食べてみよう。
おなじ「餃子」味といえど、製品によって千差万別
日清食品『日清のどん兵衛 ギョーザラブうどん』(93gうち麺70g・希望小売価格 税抜205円・2017年5月8日発売)は、焼餃子の香ばしさと餃子のたれをイメージした “創作系うどん” 。こちらのシリーズは、「明太子クリームうどん」「カルボナーラうどん」に続く第三弾となっている。
これまでにも、他メーカーではあるがエースコックの「スーパーカップ大盛りギョーザパンチ焼きそば」や「スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン」など餃子の風味を再現したカップ麺はいくつも登場しているが、餃子のたれをメインにするのか、はたまた具のジューシーさ、皮の香ばしさを持ってくるのかでその味は大きく異なる。
日清のどん兵衛にいたっては、和である「うどん」であえて餃子を再現するのだから一体どんな味に仕上がっているのか? 創作うどんで有名なお店にいくと「明太子クリームうどん」「カルボナーラうどん」が実際にメニューにあるが、さすがに「餃子うどん」は見たことがない。これは食べてみなくては始まらない!
パッケージはなぜか鳥獣戯画風…
タテ型カップのどん兵衛の『ギョーザラブうどん』は、国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」をイメージさせるうさぎとカエルがパッケージに描かれている。お皿に盛った餃子を運ぶうさぎ、うどんを食べるカエル、どちらも楽しそうでかわいらしい。「ギョーザラブ」の文字にはハートマークが添えられ、うどんの文字は金色に輝いている。とにかく餃子とうどんへの愛情をたっぷり感じるパッケージだ。
餃子のたれを再現したスープは、ラー油が強烈!
『日清のどん兵衛 ギョーザラブうどん』は、フタを開けると粉末スープと具材がぎっしり! 麺が見えないほど覆いかぶさっている状態は、どん兵衛らしからぬ雰囲気だ。
お湯を注いで5分経ったら、醤油と肉汁の香りがふわっとただよう。焦がし醤油にしては酸味を感じるが、香ばしさも確かに感じる。
全体をかき混ぜると、準備は万端。いただきます!
まずはスープから。餃子のたれを再現したスープは、アツアツのスープの上に油膜が張っていてさらにアツアツ。そのお味は濃い醤油ベースで、後味にラー油や唐辛子の刺激が突然襲ってくる! ひとくち食べただけで、口の中がラー油とニラ、そして肉汁でいっぱいになった。
麺をすすると、どん兵衛のもちもち麺がまさに餃子の皮! うどんなのに、めちゃくちゃ餃子だ! 「餃子とうどんが出会ったら思いのほかうまかった」とパッケージに書かれているが、本当にその通り。
思いのほかうまくて、食欲をそそられる。この1食の満足度はかなり高いが、カロリーは409kcalで平均的などん兵衛(どん兵衛 きつねうどん・東日本 410kcal )。こんなにお腹いっぱいになってこのカロリーは、お得感がある。
だが、あまりのパンチに、オフィスでの昼食や人と会う前の食事としてはかなり不向き。口の中がねっとりとする上に、ラー油とニラ、唐辛子のにおいがなかなか取れない。こんなところまで完全に餃子を再現しているではないか。
食べた後は、ミント系のタブレットもしくは歯磨きが必須だろう。
新発売の『日清のどん兵衛 ギョーザラブうどん』は、全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで幅広く発売中。税抜205円と、どん兵衛にしてはややお高めだが、それでも一度は食べてみる価値あり。餃子ファンはもちろん、ボリューム感のあるカップ麺が好きな人におすすめ。