マンネリの妻や夫とベッドで愛をむすぶ際、VRをつけてそこに違う女優や俳優がうつっていたら、まるで不倫気分! 違う相手としているみたい! そんな広告をうったVRメーカーが大非難を受けている。
海外の複数メディアが報じたこの騒動、発端は今年で設立2年となるVR制作会社「VR Banger」がYouTubeにアップした広告だ。同社はこれまでにも、大人のムフフなVRコンテンツなどの開発で知られてきた会社だが、今回の広告のタイトルも「ヴァーチャルリアリティで不倫する」というド直球なもの。
この広告では同社のVRセットを装着して、妻や彼女などのパートナーと関係を結ぶことを提案したもの。そうすれば実際にイチャイチャしている相手が妻でも、「見知らぬ女性としているように感じられる」「有名な女優や素人など、好みの相手に変えてくれる」「毎日が新鮮」といった内容だ。
女性の立場から言わせてもらえれば、なんて失礼すぎる広告と怒りたくなっても当然だ(ただし、女性用のものを出してくれれば、許さくなくもないが…)。
同社の代表はメディアに対して、「パートナーとのこれからも関係を結んでいくうえで、画期的な商品になる」とドヤ顔。たしかにリアルしている相手はパートナーかもしれないが、視覚的にも精神的にも結ばれているのは、VRに映された誰かさんなわけで…。“持続性”というにはさすがに無理が。
多くのインターネットユーザーの怒り爆発させている一方、「もう妻ではちょっと…な自分には助かるかも」「旦那にジョニー・デップのお面をかぶせているアタシにはうってつけ」というような肯定的な意見もちらほら。
みなさんは、こんなVRどうですか?
文・関本尚子