「人肉カレーを提供していた老舗の人気インド料理店が摘発」、そんなフェイクニュースが出回り、そこに書かれた料理店が閉店の危機に陥っているという。
そんな騒動に巻き込まれているのは、イギリス・ロンドン南東部にあるインド料理店「KarriTwist」だ。フェイクニュースサイトに書かれたデマ情報がFacebookを中心に拡散、いまだにその情報を信じた人々による迷惑行為などを受け続けているという。
店をかまえて60年になるこの人気のカレー店で、よく知られた店にもかかわらず、「老舗・KarriTwist人肉を使ったカレーを提供しており、それが発覚して警察に逮捕・摘発された。また、同店の冷蔵庫からは9体の遺体がみつかり、いずれも“食肉”用に解体途中だったという。現在従業員らは逮捕され、余罪あるのではないかと追求されている」とフェイクニュースが流れてしまったのだ。
こんな“オエエ〜”なニュース、にわかには信じがたいのだが、SNSを通じてまんまと拡散。同店に対しては複数の襲撃予告がなされており、また警察に対して“あの店が営業しているぞ”といった通報がなされるなどの、いやがらせが続いているという。
現在、店には閑古鳥がないており、このままでは閉店するしかないと、オーナーのRarjan Patelさんがメディアに語っている。フェイクニュースによる被害は、これまで有名人などの偽の死亡説など他愛もないものも多かったが、今後このように被害者が出るケースも増えるとみられている。
文・高野景子
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