忙しい朝でも、バランスのよい健康的な食事を摂ることができるフルーツグラノーラ。今やその人気は完全に定着し、シリアル界には欠かせない存在となっている。ご存知「フルグラ」を手掛けるカルビー株式会社から今回発売されたのは『フルグラ糖質25%オフ』。糖質が減るのはありがたいけど、肝心の味は? さっそくリサーチ開始!
大豆パワーでロカボを実現! 炭水化物を控えていてもシリアルが食べられる!?
「フルグラ」は、2015年シリアルブランド売り上げNo.1の言わずと知れた人気商品。だが穀物主体の食品であるシリアルは、糖質制限食やロカボを実践している人にとっては控えたいものの代表でもある。ところがこの『フルグラ糖質25%オフ』(600g・実勢価格750円前後・2017年1月16日発売)はグラノーラ生地に大豆タンパクや豆乳を使うことで、従来の「フルグラ」から糖質25%オフを実現したという。
1食50gあたりの糖質量は18.1g。従来品は31.6gなので、たしかに大幅なダウンである。
ちなみに、他社の類似品でいうとケロッグ「フルーツグラノラ ハーフ」があるが、そちらは糖質ではなく脂質オフ。一見同じように見える“オフ商品”だが、それぞれコンセプトが違うので気をつけて欲しい。
『フルグラ糖質25%オフ』は、トッピングにアーモンドやくるみといったナッツ類を用いることで、甘さ控えめながら飽きの来ない味に。糖質が気になる人や、今までの「フルグラ」では甘すぎると感じていた人にオススメだという。
1食50gに牛乳200mlをかけた場合のたんぱく質は15.6g、食物繊維は7.3g。成人女性(18~69歳)1日あたりのたんぱく質の推定平均必要量は40g、食物繊維の目標量は18gといわれており、健康志向の人にはもってこいのシリアルであることを再認識!
希少糖って一体なに? という人へ
パッケージはミルクを思わせる白に、くるみとアーモンド、それに真っ赤ないちごでナチュラルな印象。「希少糖使用」とデカデカと書かれているが、希少糖ってなんだ…?
調べてみると、「希少糖」とは別名・レアスウィートと呼ばれ、その名の通り、生産量の少ない貴重な糖類のこと。天然由来の甘味料で、血糖値上昇を緩やかにしたり内臓脂肪の蓄積を抑えたりと、メタボ対策になると注目されているヘルシー甘味料。まだまだ高価なので「希少糖」だけで何とかなる訳でもないが、今後たくさんお目にかかる予感の注目甘味料である。
大きめナッツで香ばしく!ただし脂質には要注意!?
話を検証に戻そう。『フルグラ糖質25%オフ』のトッピングはレーズン、いちご、くるみ、クラッシュアーモンド。従来の「フルグラ」のトッピングはレーズン、いちご、りんご、パパイヤ、かぼちゃの種なので、「りんご、パパイヤ、かぼちゃの種」が「くるみ、クラッシュアーモンド」に変わったことになる。グラノーラの生地にはオーツ麦、ライ麦粉、大豆たんぱく、ココナッツ、豆乳、アーモンドパウダー、小麦ふすまが入っている。
お皿に移すと、見た目は今まで見て来たフルーツグラノーラと同じ。ただし、よく見ると大きめのアーモンドとくるみが入っている。
さっそく口にすると、今までにないナッツ感!香ばしい自然な甘みが口中に広がっていく。私、これ好きだわー!
甘いものは嫌いじゃないが、一度にたくさん食べられるタイプではない記者。今まではフルーツグラノーラに牛乳をかけて食べると、初めは良いが、最後のほうになると甘さが辛く感じていた。でも、この『フルグラ糖質25%オフ』は、スッキリとした甘みで最後まで一気に完食。もともとナッツが好きということもあり、まさに希望とマッチした形だ。
ザクザクという食感は健在で、ヨーグルトととも相性抜群。もちろん、牛乳やヨーグルトをかけなくてもおいしく食べられる。
ただし、気をつけたいのはカロリーと脂質。『フルグラ糖質25%オフ』は50gあたり240kcal、脂質は13.1g。一方、通常の「フルグラ」は50gあたり221kcal、脂質は7.9g。実はカロリー、脂質ともに『フルグラ糖質25%オフ』のほうが高いのだ。脂質をあまり意識しないで良い糖質制限ダイエットを実践している人にとってはうれしい商品だが、脂質などの摂りすぎに気をつけている人には注意が必要である。
全国のスーパーなどで発売中の『フルグラ糖質25%オフ』は、我が家の朝食の定番に決定! 甘いものが苦手なナッツ好きというお仲間にも、是非とも食べてもらいたい。