2004年に発売された「伊右衛門」は、創業227年目を迎えた京都の老舗茶舗「福寿園」の茶匠が国産茶葉を厳選・使用した緑茶で、日本のペットボトル緑茶ランキングのトップ3に君臨する。そんな「伊右衛門」が緑茶市場の変化を背景に中味・パッケージを大幅リニューアルし、『サントリー緑茶 伊右衛門』としてリニューアル新発売された。従来品「冬の味」とどう違うのか?徹底レポート!
ペットボトル茶の定番「伊右衛門」がさらなる進化、革新を図る!
今や様々なブランドから緑茶が発売されている時代。「伊右衛門」だけでなく、「おーいお茶」や「生茶」、「綾鷹」など、どれにすればよいのか迷ってしまうのではないだろうか。
また、ペットボトルの緑茶は煎れたての緑茶よりも手軽に飲めることから、ペットボトル入り緑茶がより注目されているが、煎れたてのお茶を飲みたいという声も多い。
そんな緑茶市場の変化に伴って、サントリー食品インターナショナルは「伊右衛門」の大改革に打って出た。日本全国の茶葉を集め、2,000人以上に試飲調査を実施。消費者が理想とするお茶の色・香り・呈味(舌で感じる味わい)を『サントリー緑茶 伊右衛門』(525ml・希望小売価格 税抜140円・2017年3月7日発売)で実現したのだ!
新しい「伊右衛門」は何が変わった?
試飲調査で明らかになったのは、深蒸しタイプの一番茶が最もおいしいという消費者が多かったということ。
色は鮮やかな深緑色、香りは鼻から抜けるような清々しく爽やかで、複雑だけどバランスが取れた余韻のとれた味を楽しめる緑茶が理想とする緑茶なのだそう。確かに想像しただけでもよだれが出てきてしまう…。
そんな理想の緑茶を作るために、サントリーは「伊右衛門」に使われる一番茶の使用量を従来の2倍に増量。
一番茶とはその年の最初に育った新芽を摘み取って作った爽やかな香りが特徴のお茶のことで、旨み・甘味成分であるアミノ酸がたっぷり詰まっている。
一番茶を増やしたことで鼻抜けの良い香りが従来の3倍になり、理想の緑茶に近づいた。
舌は、大きい粒子は「余韻」として、小さい粒子は「コク」として感じることができるのだそう。
従来の「伊右衛門」には小さい粒子しか入っていなかったのだが、今回発売時からの“微粉砕茶葉制御技術”を活用し、茶葉の粒子サイズ・分量をさらに細かくコントロール。リニューアル後は「コク」と「余韻」のどちらの粒子もバランスよく配合し、深蒸しタイプの一番茶の呈味を実現した。
さらに従来の抹茶微粒子に加え、新たに煎茶粒子を加え、コクと心地よい余韻を引き出したのだそう。
水色の違いは歴然、それでは飲んでみよう!
まず従来品と比べて明らかに違うのは、パッケージ。従来の竹のパッケージはそのままに、思わず手に取ってしまいそうな透明感あるグラデーションで、上質なお茶感が溢れている。
デザインバーコードを採用し、細かいところにもこだわっていることがうかがえる。
比べてみてわかったが、お茶の色が違う。新しい「伊右衛門」はよりグリーンの水色(すいしょく)が引き出されている。
飲んでみて、心から驚いた。味が従来と全く違うのだ。
こんなにおいしい緑茶は飲んだことがないと思うほど、爽やかで香り高い。抹茶の旨みと甘味が広がる。
お茶の嫌な渋みや苦味は全くなく、程よいコクと余韻が口の中に残る。まるで煎れたてのお茶のようで、ペットボトル飲料とは思えない。
これは絶対に飲んでみるべきだ。自信をもってそういうことができるほどおいしい。革命だ。今までのペットボトル入りのお茶にはもう戻れなくなるほどだろう。
まとめ:驚くほどおいしい。「伊右衛門」ブーム到来間違いなしか。
一口飲んだ瞬間から「違う!」と感じることができるほど、大きく変化した新しい「伊右衛門」は、大ブーム到来の兆しさえ感じてしまった。
その違いはぜひ、自分の舌で感じてみてほしい。