紙で作ったニセ米を流通させたとして、中国広東省汕頭市の業者が公安当局により摘発された。悪質にもふつうの米に対して少数混ぜていたために消費者が気づかず、摘発まで約1年6ヶ月も市場に流通していたという。
■わずかにカールする米、のような物体
消費者が全く気づいてないわけではなかったが、「ゴミがまじっていた」ぐらいの認識であったために、告発が送れたようだ。だがついに、消費者の一人が、食べているご飯に、米の形になった白い紙、わずかにカールしているものを発見、それが通報されて発覚。
■無農薬米として販売
この女性は、これまでにもご飯の中からこのニセ米を見つけていたが、あまりに続いたので告発することになったという。女性によれば「市場で無農薬米として販売されており、よく買って食べていた」とのこと。
■紙を折って作られたニセ米
紙製の「ニセ米」は紙を小さく折って作られたもので、乾燥状態では通常の米とほとんど見分けがつかなかったという。
中国のインターネットユーザーたちからは「なんで誰も気づかなかった」「米まで偽物とは」「俺達はヤギじゃねーぞ」といった怒りの声が続々とあがっていた。
文/高野景子