米国オーランド州のディズニーワールド内施設アニマル・キングダム、この人気スポットに新しいスイーツショップがオープンしたのだが、おもわぬ物議をかもしている。動物をテーマにしたこの新店「Zuri’s」では、カバ、ゾウ、キリン、タマリン(サルの一種)の「フン」の形をしたチョコレート菓子を提供したのだ。
■480円の動物アレ型スイーツ
“一盛り”が3.99ドル(約480円)で提供されていた「animal poop」(動物の排泄物の意味)は、それを模したものとしては絶妙な出来具合。けっして可愛いものではなく、戦慄のビジュアルに客からのクレーム殺到してしまい提供中止においこまれた。とはいえ、味の評判はよかったようだ。
■リアルすぎて客が不快感を
「キリンのフン」はフレッシュキャラメルとブラウニーキャラメルをこね上げて、「ゾウのフン」はチョコピーナッツバターをまるめて上にはココナッツフレークをトッピング。それらしく見える質感などは匠の技とでも言いたくなるが、そんな芸の細かさが、かえって不評を呼んでしまったようだ。嗚呼、「フン」とさえ付かなければ美味しそうなのに。
■ディズニーは騒動に沈黙を守っている
ディズニーワールドは提供中止に関しては公式声明を出しておらず、この衝撃すぎるスイーツは、ひっそりと「Zuri’s」の店頭から消えていった。子どもたちには人気があったようで、「もう食べられないの?」と落胆の声があがっているという。
文/高野景子