映画『マッドマックス』のリメイク版が公開されるさなか、この集団、そしてその乗り物を見て頂きたい! 同作品に出てくるゴツい乗り物にもひけをとらない、圧倒的なカッコよさ! ハンドメイドの木製フレーム自転車に乗った、フィリピンの少数民族イフガオ族なのだ、この人たちは。
■海外からも注目されるアートチャリ
イフガオ族はルソン島山岳地域に暮らすプロト・マレー系の少数民族。イフガオは「岳に暮らす人々」を意味するらしい。そんな彼らは自転車の周囲のフレームを、樹木から削りだして作るのだ。「疾走する彫刻」として、海外のバイカーや美術品バイヤーから注目を集めている。
■動物系のデザインがあつい!
実際デザインも一人一人異なって、ある人は馬、ある人はタイガーなどとバリエーションもたくさん。金属部分がほとんど露出していない(ように見える)ため、まるで全てが木からできているのではないかと思ってしまうほど。
■下りの最高時速は40キロ!!!!
ダウンヒルなどでは最高時速40kmも出るというので、実際にスピードもかなりもの。とはいえ、チェーンやペダルなどがついていないので、基本は下りか、キックボードのように乗るようになっています。うう、これは乗ってみたい! かっちょえええ〜!
参照/SOLENT
文/高野景子