前回4時間というモンスター級の行列時間に屈したが、オープンから約1ヶ月経った「ICE MONSTER」に再チャレンジ!行列モンスターは倒せたが、目の前に出されたかき氷モンスターに鳥肌が経つほどの脅威を覚えた。
■1時間ほどで入店できた
台湾で人気の新食感かき氷ショップである「ICE MONSTER」は、4月29日に原宿にオープン。初日は2500人以上が並ぶ大行列だったが、この日は平日昼間、ざっと数えても50〜60人程度といったところ。店員さんからも「1時間程度かな」と案内されたので、日陰に伸びる列に並び50分ほどで入店。目の前にかき氷が来るまでジャスト1時間で手をつけることができた。
■濃厚かつ不思議な食感
筆者が頼んだのはマンゴーかき氷(1500円)。ドンと置かれた器にはマンゴーの果肉にソース、マンゴージェラート、パンナコッタが脇をかため、その上にマンゴーかき氷マウンテンがそびえ立つ。
このフォルム、まるで二郎系ラーメンか!? フルーツ素材の味を濃縮し凍らせた氷を削っているかき氷は、スプーンですくうとキメが細かくまるで薄い和紙のように繊細。味は濃厚で、冷えたマンゴーをそのまま食べているようだ。しかも、フワフワでありながらも口に入れると確かな食感があり、かき氷であることを感じさせるのだ。
■「モンスター」は退治したが
キンキンに冷えたマンゴージュースと思えば、と勢いに任せ食べるのだが、半分も過ぎたところで強烈に寒くなってくる。気づくと腕には鳥肌が。それでも負けじと挑むがモンスターの脅威には逆らえず、寒さは頂点。外の気温は30℃目前、店内も半袖くらいでちょうどいい空調なのに、体の芯から冷える。
違う意味でこれまで以上に早く口に運び、店外へ出ると太陽の暑さが心地よかった。かき氷なのに、ランチを食べたくらいお腹いっぱい。しかしモンスターを退治したかに思えて、ずっとお腹に冷えたマンゴー残るという、まだ敵がいました状態で帰ることになった。
モンスターを戦い抜くのに、無装備で一人で突っ込むこと自体間違っていたようだ。隣の店舗にラーメン屋かスープ屋さんがあったら絶対繁盛すると思う。
文/新井華子