すっかり庶民の生活に馴染んできた発泡酒や第3のビール。値段が安いのが何よりの魅力だが、逆に言うと味はそこそこというものも少なくない。だが、ここで提案したい。「しょせんビールの代用品」などと後ろ向きに考えて妥協しつつ飲むのではなく、もっと激安発泡酒と前向きに向かい合おうではないか!
■焼酎で割ればいい味に!
と大上段にぶちあげてみたが、では激安発泡酒との前向きな向かい合い方が何なのかと言えば、「ホッピーみたいにして飲めばいいんじゃね?」というのが、筆者の意見である。
ホッピーは日本生まれの炭酸飲料で、焼酎を割って飲むためのものである。ビールの代用品として生み出されて1948年に発売が開始したホッピーだが、現在も根強く愛され続け、「ビールはビールで好きだけど、ホッピーも好き」というファンを獲得している。
現代におけるビールの代用品である発泡酒や第3のビールも、ホッピーのように焼酎を割ってみてはどうだろうか?
■コンビニ最安88円のシャイン・モルトで実験
ここで実験台にするのは韓国産の発泡酒シャイン・モルト。筆者が愛用しているコンビニで最安値で売られていて、350ミリリットル缶で税込88円という、驚異的な安さだ(ジュース類より安いなんて!)。その安さに惹かれて筆者もよく買っていて、そんなふうにお世話になっている身で言うのは恐縮だが、あまり美味しくはない。まあ一部ネットでぼろくそに言われるほどマズいとも思いませんが。
ともあれ、そんなシャイン・モルトで、まずは甲類の焼酎を割ってみると……。味の物足りなさが減った! 酒としてのパンチ色が高まった!!
■ストロングのレモンで割ると地ビール風に
次に、これ単体でも美味しい焼酎のストロングゼロのダブルレモンを割ってみると……。おお、フルーティなテイストが加わって、どこぞの海外産ビールや地ビールみたいじゃないですか!
単体だと物足りなさを感じる激安発泡酒も、こうやって焼酎と合わせることで新たな地平が開けるのだ!
文/飯場E太