老若男女の肉食系が集まるGW注目イベントといえば、「Food Nations〜肉フェス〜TOKYO 2015 春〜」。すでに前期(4月24日から29日)が終了し、5月1日からいよいよ後期がスタートした。夏日にもなりそうな気温、太陽と肉というベストマッチング♪ 肉食系の筆者も炎天下のもと肉を食らいついてきた!
今年のGWは最高16日連休も可能と言われるロング休暇。とはいえ筆者が訪れた1日は、暦でいえば平日。何時間も待つような行列は少なく、赴くままに気になる肉を速攻ゲット。全国から集まる人気&話題の肉&スイーツ30店舗が集結。そのうち人気の高い6種類をレビュー! 見ただけでも満腹になりそうだ。
■ザ・肉フェス!!
矢澤ステーキ(ミート矢澤)¥1400
最高級黒毛和牛をリーズナブルに味わえる、肉好きなら誰もが知る名店・ミート矢澤からは、A5ランクの黒毛和牛ステーキ。レアに焼かれた肉の”ザ・肉フェス”らしい見た目に、瞳からも肉汁がしたたりそうだ! これだけでご飯何杯もいけてしまう甘タレとA5肉がフォーリン・ラブ♪ まずいはずがない。この厚みにも関わらず、柔らか〜〜〜い! 添えられたきめ細かいマッシュポテトが、野外ながら高級焼肉店にいるような雰囲気を味わわせてくれた。
■サクシャキをお楽しみあれ
牛カツレツ(きむらてつ 炙り屋緑)¥1400
ミディアムレアに仕上げた牛ステーキの写真に惹かれ購入。しかし、思った以上に屋台感がハンパない一品に驚きが隠せない。食べてみると、まだ温かく衣はサックサク! 京野菜の九条ネギもたっぷり乗っており、サクサクとシャキシャキの共演だ。わさび醤油でいただくカツレツに、チープなパッケージが台湾などの屋台街を歩いているような、身近な存在に思えたぞ。フェス内にカレーがあったら、カツカレーにして食べたい、なんて邪道だろうか。
■寿司ってだけでワクワクが止まらない
宮崎牛A5プレミアムステーキ握り(丸ノ内 大安くらぶ)¥1400
日本人の寿司に対する憧れは一体なんなのか。日本人特有のあの期待感をまんまと戦略にしたこちらは、宮崎牛をバーナーで炙り、酢飯の上にのせたプレミアム寿司。紙皿に一枚牛肉が置いてあるだけでは残念にしか思わないのに、下に一握りのご飯があるだけで、ワクワクが止まらない! 肉にはコショウが効いており、濃い味付けなのに酢飯でさっぱり。一貫とはいわず、二貫・三貫と箸を進めたい。これはぜひ一口で! とてつもなく贅沢な気分に浸らせてくれるぞ。
■肉食系のパンケーキでしょ
黒毛和牛切り落としドッグ(焼肉 くにもと)¥700
ご飯からパンに変わった途端の、このジャンキーさったらない! 見た目のインパクトは今日イチだ。こんがり焼かれた和牛を特注のバター風味ロールパンにサンド。肉はすき焼き風な味付けかと思うくらい、甘めに焼かれており、それにバターロールが相まって思った以上に甘いぞ! 冷えたスイーツで口の中の肉汁をさっぱり、なんてクソくらえ!なやつらにぴったりな肉スイーツ。ドデカパンケーキを食べるより、肉食系男子は肉パンが似合うと思わないか?
■優しい過ぎるよ! お兄ちゃん!
おにいちゃんの豚汁(肉料理研究所)¥400 ごはん¥300
フェスでは焼き肉が主な中、汁ものを発見! “おにいちゃん”とは何を意味するのか。確かに差し出してくれたお兄さんは朴訥とした、北海道を思わせる優しい方。しかし! おにちゃんはそこじゃない! 最初に汁をすすったときは、薄い?と思ったが、これだけ味付けの濃いものがそろうフェスの中で、唯一と言っていいほど、優しい味付け。ちょうどいい薄味と気づく。なるほど、この優しさこそ、おにいちゃん!!! お腹も心もほっこり。「ゆっくり飲めよ(兄)」。
■写真からの実物。その裏切りようって言ったら
肉ドーナツ(加藤牛肉店)¥700
看板にある“肉ドーナツ”の写真で即決。300枚限定なんだとか。穴が空いてりゃドーナツと言わんばかりの、ドーナツへの期待をコテンパに裏切るそのフォルムに圧倒。中身はメンチカツだ。揚げたてなので、アッツアツ! 肉汁たっぷりのカツに、甘タレ、マヨネーズと完璧組み合わせ。なはずなのに、硬い食感がなんとも…。買ってからスタッフに「ドーナツって言っても、メンチカツをドーナツ型にしているだけなんだけどね」って。早く言えよ〜おじさん!
「Food Nations〜肉フェス〜TOKYO 2015 春〜」は、駒沢オリンピック公園にて5月6日まで。ほか、幕張(5月10日まで)、横須賀(5月6日まで)でも開催中。
文/新井華子