SUNTORYから新しい水が発売された。それが「サントリー 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」(515ml・124円)だ。甘さすっきりと謳われるこの水、どんな味なんだ?
■天然水にヨーグルト風味
「い・ろ・は・す」からみかんやりんご風味が出ているのは知ってるが、次は南のアルプスの天然水が新しい味の水を出した。水なのに味ってなんだって話だが。風味はヨーグルト。透明でありながらヨーグルトのコクとすっきりした後味が楽しめる、らしい。水が透明なのはわかるが、それにヨーグルを混ぜれば当然色は濁る。人工的な匂いがプンプンする。
■透明素材の乳酸菌発酵液をブレンド
「水に味がある〜!」なんて無垢な年齢でもなく、汚い大人な筆者は何事も疑う。体に悪いケミカルなものが入っているんじゃと思っていたら、さすがです。注目は牛乳由来のミネラルやアミノ酸を含む透明素材‘ホエイ(乳清)’。南アルプスの天然水にホエイの乳酸菌発酵液をブレンドしているんだそう。またキャップを開けたときにほんのり香るヨーグルト臭も、こだわり抜いた発酵乳や果実由来の香りを組み合わせているだそう。
■後味すっきりでゴクゴク
なるほど、天然の透明素材ね。安心したところで、一口。すげー! 確かにヨーグルトだ。ヨーグルトが薄まっているだけ、匂いだけと想像していたが、思った以上にヨーグルトでびっくりする。すっきりとした甘さに酸味もあり、ゴクゴクいける。むしろ開けたときは、そこまでヨーグルトの匂いがしないから、飲んだときにさらに衝撃を受ける! 新しい水の誕生だ。思えば水は水道水から飲むものと思っていた幼少期、上京後に水は買うものという衝撃を受け。それが今や、水に味がつく時代になったなんて。年も取るはずだ。
飲み終わった後に「じゃあ飲むヨーグルトでいいじゃん」、なんて野暮なことは言いっこなしだぜ。
文/新井華子