海外メディアがラーメン二郎を「世界のおいしい料理50選」に! 「ジロリアンは善き人である」とも絶賛

世界中が二郎にハマりつつあるのだ…!

「ジロリアン」と呼ばれる根強いファンを生み出すなど、一部のラーメン通から高い支持を受けるラーメン二郎。その人気は国内に留まらず、海外にも広がっている。

■海外でも大人気、二郎海をわたる

米国・ボストン。ラーメンがブームとなり、専門店がしのぎを削るこの地にも昨年、二郎のインスパイア店が開店し、客足が後を絶たない。

この店は関西に拠点を置く「ラーメン荘」の海外展開店「Yume wo katare」。人気の秘訣は、いまだ米国にはなかったヘヴィすぎるラーメンの味を楽しめることだ。脂がギトギト、外国人ですら残すほどの量、そんなラーメン二郎が米国人のハートを射止めたようで、海外版の食べログ「Yelp」でも、高い評価を得ている。 

■英紙が2009年に二郎を紹介

こうした海外での二郎ブームを先がけて絶賛していたのが、英紙ガーディアンだ。09年9月に同紙で発表された「世界のおいしい料理50選」(原題はThe 50 best things to eat in the world, and where to eat them)では、50番目にラーメン二郎を紹介。

他には世界的なグルメたちを唸らせてきた、「英国スタンフォード湖のカキ」「ニューヨークのリトルオウルのハンバーガー」「パリの名店のマカロン」などが並ぶ中で、二郎だけが異色だ。

ガーディアンに掲載された二郎の記事。

■ありえないほど二郎を絶賛!!!

この記事の内容がおもしろい。

「だいたいの日本人は(ラーメン二郎にたいして)ラーメンはこんな食べ物じゃないと言う。ラーメン二郎はたしかに伝統的なラーメンではないし、食べるか、やめるか分かれる。あなたも好きか嫌いかのどちらかだ。しかし、これが好きな人は善い人だ。二郎には豚肉、キャベツ、ニンニクがたくさん入っている。そしてスープは甘い。またのれん分けした店もかなりある。ちなみに私の好きなのは慶應大学そばの店(三田本店)だ」(一部意訳)

というふうにラーメン二郎を大絶賛! 「これが好きな人はいい人だ(people who like it are good people)」っていうのがすごい。いうなれば「ジロリアンは善き人である」、これはもはや聖書の一節レベル。

海外のラーメン二郎の記事にはこれが引用されているものもちょくちょくあり、全世界で「二郎食べてみたい!」と思わせているようだ。

■ミシュランガイドに掲載間近か!?
  
海外での二郎インスパイア店の人気、また海外メディアからの絶賛、そういった“追い風”が二郎まわりに吹いているのはたしか。というか、あのミシュランに二郎が将来的に載るかもしれないという話もある。

ネット上のネタ話で、二郎にミシュランのスタッフがお忍びで訪れたなんて話もあるが、人気店として以前からマークされているのは本当の話。「だがミシュラン的にはさすがに載せられないというのがこれまでの流れ、しかし世界的に二郎の評価が高まっているだけに、ミシュラン掲載はありえる」(フードライター)という話も。

とはいえミシュランの掲載許諾が来ても、三田本店はマスコミ取材完全NGなだけに拒否する可能性は高い。そうすればミシュランの覆面評価員たちの名刺が、二郎の壁に貼られるだけになるのかも?

参照/guardian
文/もぐもぐ編集部

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