タコ焼き器の売上げ、関東が関西を抜いた! 関東でも普及、関西人のアイデンティティ危機?

タコ焼きブームが関東で?

本日放送された日本テレビ系番組「スッキリ!!」が、タコ焼き器ブームについての内容を放送。そのなかで、関東での売上げが関西を抜いたとして、ネット上で大きな騒ぎになっている。「どのうちにもタコ焼き器がありますよ」というのは関西の常識だったのだが、それが崩壊してしまうからだ。

■関東でのタコ焼き器ブームの背景は?

同番組によれば、関東でとにかく売れているのは、タコや焼き器を使ったアレンジ料理がブームだからとしている。クックパッドで検索すればわかるのだが、タコや焼き器を使ったアヒージョや、オムライス、焼きおにぎりが掲載されており、レシピ本も発売されるなど、一部で静かなブームとなっているのだ。

タコ焼きを愛する人たちからすればいささか邪道かもしれないが、用途を広くすることにより、ついに関東でも「どのうちにもタコ焼き器がありますよ」というのが常識になるのか。

■あくまで「売上げ」が抜いただけ

だが、家庭での普及率を見ると、関東が関西に追いつくのはまだ先だという。番組もあくまで「売上げ」といっているのがポイントなのだ。

「関西のうちはほとんど普及しているから、売上げはある程度しかいかないんですよ。もともと普及していなかった関東で売れるのは当然です。タコ焼き文化に関しては、東京をはじめ関東は“後進地帯”ですからね(笑)」(家庭機器メーカー社員)

なるほど納得! たしかに周囲を見渡しても「どのうちにも」というわけではない。

■関東でのタコ焼き器普及率はまた下がる?

「数年周期で関東でもタコ焼き器ブームがくるんですよ、いまはその波がきていると見るのが正しいと思われます。ブームが過ぎ去って数年立てば捨てられて、関東での普及率はまた下がるでしょう」(同前)

タコ焼き王国の座は、まだ当分関西の手にありそうだ。

文/関本尚子

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