CGではない、作品監督が大蛇アナコンダにリアルに丸飲みにされる、そんなドキュメンタリー映画が作成されており、現在議論を呼んでいる。
■防護スーツを着用し丸飲みに
作品名は「EATEN ALIVE」、これを撮ろうとしているのは、動物研究家であり映画監督のポール・ロソリー(26)。とはいえ“自殺”ではない。特別製の防護スーツを着用したうえで、アナコンダに丸飲みにされることにより、“喰われる側”の映像を撮ろうというものだ。
たしかに、アナコンダが豚などの小動物、そして極稀に人をも丸飲みにすることが知られているためだ。
12月7日に放映される、ディスカバリーチャンネルの自然ドキュメンタリーで放映される予定。すでにプローモーション映像がネット上では公開されており、注目を集めている。たしかに、この視点は斬新だ。
■“異物”食べることでヘビに致死傷も
だが、動物保護団体からは、防護スーツをつけた彼を飲み込むことで「アナコンダが致命的なダメージを追う」といった主張がされており、「最悪の動物虐待だ」と非難の声があがっている。たしかに消化されないから、最終的には“取り出される”わけで、その方法を考えれば、ヘビが何かしらのダメージを負うのは想像に難くない。
すでに番組の放映をキャンセルさせようとする、オンライン署名も起きている。その映像自体は興味深いのだが、手法は反感をまねいても仕方ないだろう。
参照/「EATEN ALIVE」
文/高野景子