富士そばがちょいラーメン二郎風なそばを発売 そばなのにラーメン風なダシが意外に美味い

これが問題の、キャベチャそば。うどんもある。

「富士そばがラーメン二郎インスパイアメニューを出すらしい」という話が、マニアの間でかけめぐってきたわけだが、満を持して噂のメニュー「キャベチャそば」が期間限定で発売され、彼らの舌を唸らせている。

東京ローカルの人気店。

■あんまり二郎っぽくない

事前にリークされていた情報にくらべれば、まったく二郎ではない。ゆでたキャベツと肉がトッピングされているところに、かすかな共通点が見られるぐらいだ。家系ラーメンでは、たしかにキャベチャーと言われるトッピングもあるし。

「かなり二郎よりにするのではないかという話もあったが、40代50代にもウケるほどほどのところに落ち着いたようだ。だが、80年代の二郎に近いというファンもいるし、一部のジロリアンにもまあまあ受け入れられている」(飲食業界専門誌編集者)

二郎じゃないけど、美味しいです!

■だがスープはかすかに二郎感も

このキャベチャそば、生姜風で肉のエッセンスが融けだしたスープは、たしかにダシというよりはラーメンのスープだ。生姜がきいた味は確かに、今はなきラーメン二郎高田馬場店を、ほんのちょっぴり思い出させる。

■富士そば内部に大きな変化が

またキャベチャが二郎か、二郎ではないかという話とは別にしても、今富士そばには大きな変化が起きているのは間違いないとの指摘も。

「映画『TOKYO TORIBE』とのタイアップメニューや、つけそば専門店の出店など、今までにはないニューウェーブが来ている。立ち食いそば界のゴッドファーザーと言われ、演歌の作詞でも知られる丹道夫社長から、次の新体制への移行を反映しているのではないか」(富士そばウオッチャー)

ウオッチャー氏はキャベチャそばもその流れにあるといい、今後さらに美味しくおもしろい商品が出る可能性があるという。

アップするとこんな感じ。身体があたまって栄養満点。

■若い人にもおすすめ!

それにしてもキャベチャそば、食べ終わった満足感がラーメンっぽいので、「そばとかおっさんの食い物でしょ」とか思ってる若い方も、どうぞ。

文/原田大

編集部: