伝説のバイオレンス・グルメ漫画「姑は嫁の夕飯にアニサキスをーー」 姑の究極の嫁いじめメニューがヤバい!

ステマではございませぬ!

はじめに念を押しておくと、これはこの漫画のパブ記事ではない! だがいまだに多くの人にとって記憶に残るこの広告がいったいなんだったのか、紹介しておきたい。これこそ究極バイオレンスグルメと言われる伝説の漫画作品なのだ。

これは「嫁姑超実録バトルVol.1絶対許せない女の闘い!!」に収録された、川崎三枝子先生の『私の闇に触れないで』だ。あのコンビニによくおいてある、分厚い不幸系レディコミ誌の電子版。

この作品は、扉ページから文言がすさまじく「ヒィ〜ッ 嫌〜ッ!! お風呂の湯がグラグラ湧きたつ状況に、亜紀子の顔が激しくゆがむ! 嫁VS姑との超バトル!! そして嫁のトラウマとは…」って、なにこれ!

ざっくり言えば、両家に育った夫の家に入った、孤児だった妻が、姑にいじめ抜かれる話。そのなかで出てくるいじめがこの「夕飯にアニサキスをーー」なのだ。

掲載雑誌の表紙からして最高。『嫁姑超実録バトルVol.1絶対許せない女の闘い!! 』

アニサキスはサバ、アジ、イカ、イワシなどについている寄生虫(体長は11mm〜37mm位)。70度以上の加熱や、冷凍などをせず、生食した場合に人へと感染する寄生虫だ。取り込まれると、激しい腹痛や嘔吐に襲われる。また食品衛生法としては食中毒の原因物質としても扱われる。

この姑がおこなった行為は完全にアウト! 傷害罪に問われる危険行為なのだ。

「しかし我々、一部の漫画ファンからは『究極のノワールグルメ漫画だ!』といった声もあがっていますね。至高の食べたくないメニューですが(笑)」(漫画専門書店店員)

レディコミ作家の雄、三枝先生が書くこの姑のドヤとした邪悪さといったらない、だがその憎々しさから、ついつい読んでみたくなる作品なのは間違いない。内容はかなり陰惨…面白いけど。

それにしてもAmazonでの同作品の紹介もすごい…。『本当の女の闘いは、陰険で醜悪。姑が嫁をイビるのは当たり前。隠れたところで義姉が我が子を虐待するのに堪忍袋の緒が切れた! ねちねち、うだうだもうヤメテ! 世の女性たちの魂の叫びが満載。そんな物語をベテラン作家連が渾身の筆で描き出す実録コミック集がこれだ!』。素晴らしいリズムの文章だ。

ちなみにアニサキスはしっかり噛んで食べることでも予防できるそうな、みなさんも気をつけて。

文/関本尚子

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