昨日は休みだったからと飲み過ぎて、二日酔いの頭を抱えている人に朗報だ。ラーメン二郎を食べるべし! そんな超ヘビーなものは無理、と思うかもしれないが、二郎には二日酔いに思わぬ効果を持っているのだ。
そもそも二日酔いとは、アルコール飲料を過剰に摂取することにより、アルコール(エタノール)がアセトアルデヒドに代謝され、体内にのこっている状態だ。また身体的に見てみると、脱水症状や肝機能の低下が起きている。またアルコールの分解には多量のエネルギーも不可欠。
■イギリス人も二日酔い対策に二郎的なものを食べてた!
だから英国では二日酔いの翌日に、ベーコンエッグとトーストを食べるという民間療法があるし、専門家もこれを“正しい”としている。要は、炭水化物や脂肪でアルコール分解のためのエネルギーを、さらに肝機能を高めるためにタンパク質を摂れる。そういう食事が理想的なのだ。
そこで、ラーメン二郎の出番。二郎のラーメンならではで、タンパク質(ブタ)、糖分(麺)、脂肪分(ブタとスープ)が、アルコールの分解を助けてくれるわけだ。
またビタミンB1は肝臓内でのアルコール分解に必要な栄養素で、お酒を飲むことにより消費されてしまうが、ニンニクや豚肉にはこれが含まれている。なので通常のラーメンよりも肉の多い「小ブタ」を「ニンニク」で食すのがおすすめ。
■二郎愛好家たちには二日酔いはよく知られていた
二郎愛好家が多い慶応大学の体育会系OBによれば、「二日酔いの翌日はみんなで鍋二郎をよくやりましたね。みんなで食べるので量的にもちょうどいい。これを食べると、自然と二日酔いが治るんです」とのこと。
とはいえ、実際二日酔いの翌日に二郎の「小」といえど、食べるのはキツイだろうから「麺半分」などが現実的。また二郎はしょっぱいし、二日酔いでただでさえ脱水症状なので、とにかく水を飲みまくることも必要だ! 二日酔いの皆さん、今晩あたり二郎はいかがでしょ。
文/原田大