ラーメン国日本がまさか敗れる…
ジャパンといえばフジヤマ、ゲイシャ、そしてラーメンと言われるほど、日本のラーメンは世界を席巻している。現在、アメリカなどでは一風堂などのとんこつラーメンが流行しているが、いち早く普及していたのは、インスタントラーメンだ。安価で美味、ということから世界中で愛されてきた。
日本発のインスタントラーメンだから、一番消費されているのは日本のはず、だがそうではなかった。世界インスタントラーメン協会が発表したところによれば、2013年の消費量で、日本は2位と敗退することになっている。
日本を破ったのは韓国だった!
日本を破り、1位となったのはおとなりの韓国だ。韓国のインスタントラーメンの消費量は、人口1人あたり年間74.1食。対して日本は60.3食、3位の中国は57.3食となっている。韓国と日本のポイント差はかなりの開きと言わざるを得ないのだ。く、くやしい〜。
だが韓国内では微妙な反応
韓国ではこの結果について報道しているが、喜んではおらず、むしろ国民に健康問題を喚起。アメリカのハーバード大学の研究者による調査では、週に2回以上インスタントラーメンを食べる女性の場合、高血糖、高血圧、高脂血症などにかかるリスクが68%も高まることが明らかになっている。
韓国メディアの東亜日報は、飲むスープの量を減らす、ナトリウム排出のために玉ねぎを食べる、牛乳を飲むといったことを推奨しているのだ、ふむふむ。
なので1位になっても全然嬉しくないのが実際のところ。日本人はインスタントラーメン以外にも、ふつうのラーメンも食べているわけだから、そちらもカウントするとさらなる消費量になりそう。そうなると、日本としても健康的にうかうかしていられないわけで、早いところ10位ぐらいまで順位を下げた方がいいのかも?
文/原田大