ご長寿アニメと言えば「サザエさん」「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」あたりを思いつくはず。そしてそれらに次ぐ、超ロングヒットアニメが、昨年にひっそりと放送終了していたのを、みなさんはご存知だろうか?
そう、最終回を迎えてしまったのは、深夜労働者の癒しと呼ばれた「親子クラブ」。日本のふつーな家庭にやってきた、宇宙人のロンパパとルンちゃんと花咲一家のほのぼのアニメ。放映時間たった5分程度ながらも、1994年10月3日〜2013年3月30日までの全1818話続いていたのだ。
ただし、このアニメの存在を知らない人も多いだろう。というのも放送時間は約19年のうちでもころころ変わり、早朝の場合が多く、最終的には土曜日の4時52分から5時で定着していたからだ。とはいえキャバのお姉さん、看護師さん、警察官、ホストなど夜勤のある職業の人たちから「癒されるわ〜」と人気があったのだ。
ほのぼのアニメなのだが最終回は壮大、「親子クラブFinal さらば!ロンパパ<対決! ブラックホール編><そして未来へ…編>」の二本立て(それでもたった5分)。なんとブラックホールが花咲一家のご近所に生じてしまい、ロンパパは全宇宙パワーを使って、哀しい決断を…という展開(これ以上はネタバレ…)。結末についてはネットで検索していただきたい。
現在はソフト化されていないため、ぜひともDVDなどで販売して欲しいところだ! ロンパパ、今さらながら夢と笑いをありがとう!
参照/フジテレビ公式HP
文/原田大