80年代から日本のスナックシーンを支配してきたアメリカンドッグとフランクフルト、どちらの方が好きだろうか? どちらかと言えば、フランクフルト好きの方が多いのではないかと思うが、案外とアメリカンドッグファンというのもいるものだ。
アメリカンドッグは魚肉やソーセージをとうもろこし粉の衣をつけて揚げたもの。北海道ではフレンチドッグと呼ばれることもある。そしてこれにケチャップとマスタードを付けて食べるのがスタンダードだろう。一方、フランクフルトをソーセージをぶっさした加工肉そのもの、説明不要だろう。
肉っぽいからフランクフルトの方が美味しいはずだが…。某コンビニチェーンなどの売上げをみても、アメリカンドッグ35%、フランクフルト75%ぐらいなどバランスなので、善戦とも言える。
「アメリカンドッグは衣がちょっと甘いし、魚肉ソーセージも柔らかいのが特徴。フランクフルトよりも脂ぎっていない優しい味わい。女性や老人、子供にも幅広く愛されている」(フードライター)
というのが、魅力だという。また他にも、
「衣の炭水化物により、腹持ちもいい。フランクフルトはおかずという印象だが、アメリカンドッグはご飯+オカズという完全食といえなくもない」(同前)
アメリカンドッグ、筆者的には案外魅力的な食べ物だと再発見した次第だ。ちなみに、アメリカンドッグという名称は日本のみで、海外ではコーンドッグと言われているそうだ。
文/編集部