武装勢力に12歳から17歳の女子生徒らが拉致され、花嫁として1200円で売られるという衝撃的な事件が、ナイジェリアで起きている。
AFP通信など複数のメディアが伝えたところによれば、事件が起きたのは先月14日のナイジェリア北東部ボルノ。イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が学校を襲撃、生徒と教師を含む230人が拉致されたという。52人が逃げ出したが、今でも180人以上が拘束されている。
地元住民らが拉致された少女たちの行方を追ったところ、チャドやカメルーンでイスラム武装勢力の男たちに花嫁として1人につき日本円にして約1200円)で売られたとの情報が得られたという。
武装勢力ボコ・ハラムは「西洋の教育は罪」という意味を持っており、ナイジェリア北部に厳格なイスラム国家を創設することを目指し武力闘争を展開しているという組織。これまでにもたびたび学校への襲撃事件を起こして、同様の犯行を犯している。
いまだに生徒たちは未だに拘束されており、ボコ・ハラムは身代金を要求していると報じられている。
参照/AFP
文/鷹村優