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浅草に「JAPANESE ONLY」の老舗店があった 観光と人種問題のはざまで

※件の店の「JAPANESE ONLY」の張り紙だ。
浦和レッズファンによる「人種差別」が問題となり、昨日3月23日、制裁として無観客試合が行われた。もともとはファンがスタジアムに「JAPANESE ONLY」と書いた横断幕をさげていたことが、ことの発端だ。この事件を聞いたとき、筆者は浅草の老舗飲食店のことを思い出した。

この店は、海外の人が好む日本三大料理のうちの一つを扱うところ。インターネットのグルメ格付けサイトなどでも、それなりの点数を獲得している。このサイトでも指摘されているのだが、この店は「外国人お断り」「JAPANESE ONLY」という張り紙をしている。

実際筆者もいったこともあり、値段もそれなりにとるので、丼もそれなりに美味かった。だが、ちょうどタイかフィリピンか、そのあたりのアジア人のお客さんが入ってきたところ、席に座った彼らに、丁寧な口調で「ごめんなさい、外国人の方はお断りしてるんですよ」と年配の女性店員が話しかけた。

結果、お客の方が「すいません」と言って申し訳なさそうに帰っていったが。ちなみに、あとで年配の男性が「張り紙も読めないのか」と言っていた。旅行会社の知人に聞いたところ

「浅草なんかでは珍しい話ですね。とはいえ外国人のお客さんとの習慣やマナーの違いから、お店側がいやがるケースはたしかに多い。だけど、そこまでロコツにする店は少ないですよ」とのこと。

実際に海外からの観光客が店で大騒ぎして、一時的な営業妨害状態になるといった場合もあるというから、一概にこの「JAPANESE ONLY」の某店を批判することもできないだろう。浦和レッズの事件は、観光や飲食業会についても考えねばならないことなのかも知れない。

文/鷹村優

編集部: