東亜日報に掲載された記事「日本のホテルでみつけた韓国人への丁寧なよびかけ」が興味深い。ホテルの部屋にあったメモの写真が掲載され、そこには韓国語で「宿泊の皆様へ 日本のトイレットペーパーは水に溶けます。便器に捨ててください」と書かれている。
韓国ではトイレットペーパーは、便器に流すのではなく、使用済みのものを備え付けのゴミ箱に捨てる人が多い。というのも70年代に水洗式トイレが設置された頃、安いトイレットペーパーが水に溶けず、詰まりまくって糞尿があふれ地獄絵図になるところが続出。苦肉の策としてゴミ箱に捨てさせるようになったのだ。
中高年にはこの習慣を捨てきれない人が多い。若い人たちは減ってきているようだが。そんな習慣があるために、このホテルのメモにも、韓国の人たちは「ドキッ」としてしまうのだ。
文/原田大
参照/東亜日報