「何かと噂の多い芸能ゴロから電話があって、ひとくさり吉松さんの悪口をしゃべった後に、『で、彼女の写真ないかな?』って言われましたよ(苦笑)」
実話誌編集長はそう語る。この吉松とは2012年の「ミス・インターナショナル」グランプリ授賞者の吉松育美さん(26)だ。芸能プロ幹部氏から嫌がらせを受けていたと告発し、12月11日には同氏に対して、警視庁に刑事告訴、東京地裁に民事提訴。
また先日は安倍晋三首相の妻・昭恵さんが「昨年の吉松さんの件は知りませんでした。何があったのか真実を確認したいと思います」とSNSに書き込むなど、騒ぎはさらに大きくなっている。
それだけに先のような不穏な動きは気になるところだ。
「そういったスジの悪い連中が暗躍しているのは間違いないですね。週刊誌などに吉松氏と彼女の後ろにいるマット・テイラー氏の何かしらのネタが出るのではないかと言われています。マット氏が最後の恋人だったと言っている、自殺した川田亜子さんと氏のネタだという噂もあります」(スポーツ紙記者)
気になるのは、そういった芸能ゴロたちが誰のために動いているのかということだ。思いつくのは吉松さんに訴えられている芸能プロ側の人間だが、そうではないという。
「そちら側が動くことはないでしょうね。こんなタイミングで動いていることがバレたら、それこそ自分たちの非を認めることになってしまう。だから動いているのは、芸能プロ側に恩を売りたい、小銭が欲しいというチンピラまがいの連中」(同前)
今回の事件の背景には、芸能プロ幹部氏とマット・テイラー氏の金銭トラブルがあると言われており、このトラブルで起きた裁判ではマット氏が敗訴している。そういった事情があるために、触れづらい案件として一連の事件について報道しないマスコミが多いと言われている。
この騒動をめぐり、まだまだもうひと嵐来そうな雰囲気だ。
文/田中結子