日本のみならず世界でも注目されている、日本芸能界の暗部を露呈した「ミスインターナショナル脅迫事件」。世界有数のミスコンにおいて、2012年に日本人で初のグランプリを受賞した吉松育美(26)が、大手芸能事務所の幹部に“ストーカー脅迫”されていたという疑惑だ。昨年12月16日には外国特派員協会で、吉松本人が記者会見まで開く騒ぎとなっている。
この事件の裏で、ついに死人が出たという噂が正月そうそう流れてきている。
「疑惑の渦中にいる大手芸能事務所幹部、彼の元恋人だったと言われていて、怪死した川田亜子アナ(満29歳没)。彼女の元恋人Xさんが現在行方不明になっているんですよ。この男性は川田さんの元恋人と言われており、別れた後に週刊誌などに彼女のネタを売り歩いていたこともあり、一部ではよく知られていた。彼がここ数年、俺は“闇勢力”に追われていると言って逃げまわっていたんです」(スポーツ紙記者)
大手芸能事務所幹部氏に今回おきた騒動も、川田亜子さんの怪死事件が絡んでいる。08年に川田亜子さんが港区の路上で練炭自殺したという事件だ。吉松の海外エージェントであるマット・テイラー氏も、川田亜子さん最後の恋人と言われていた人物。テイラー氏と幹部氏は、金銭トラブルで裁判となっているなど、関係者が実に複雑に絡んでいる。
「実際Xさんは数年前にも、見ず知らずのヤクザに拉致されてボコボコにされたと言っており、それで入院していたことも。ただし、今回は完全に行方不明状態。マスコミやアンダーグラウンドな業界では『死んだらしい』なんて噂が流れているんですよね」(同前)
このXなる人物が、知人に「俺が表舞台に出れば、大手芸能事務所の幹部は血相を変えるだろう」と言っていたという話もある。今回の騒動について何か知っていた可能性もあるわけだ。とはいえ、
「Xもかなりの食わせ物。あちこちに借金もあったし、ヤクザを騙すなどスジの悪い人物。むしろ今回の騒動で一儲けしようとしていたフシもある。誰に殺されてもおかしくないほどの素行だった」(業界事情通)
なんていう話もある。とはいえ、今回の事件でこれ以上、犠牲者が出ないことを祈るばかりだ。
文/鷹村優