体操女子ロンドン五輪代表だった、田中理恵(26)が現役を引退することを発表した。19日、東京都内で記者会見し、腰痛による休養から復帰を目指す中で「気持ちが遠のいた」と、辞めることを決意するあらましを語っている。
しかし、田中を悩ませ引退に導いたものは他にもあったという。その一つが雑誌などに掲載された彼女の“過激写真”だという声も。
「きわどい写真雑誌などで彼女の写真は人気でしたからね。体操の衣装はかなり過激、特に下の方なんですが。演技をしている最中にどんどん食い込んでくるから、おじさんたちが鼻血を出すような感じになってしまう。インターネットでも一時は、彼女の名前で検索するとそんな写真ばかりがひっかかっていました」(スポーツ紙記者)
そんな男性たちの心ない視線が(下心はある)、田中を悩ませていた可能性があるのは想像にかたくない。彼女のそういった写真がクローズアップされるようになってから、日本体操協会、カメラマンのチェックが厳しくなっていたと言われている。
「一時は田中さんの写真を持って行くと、メディアがかなり高額を払ってくれた時期がありましたからね。僕なんかは彼女のスケジュールを調べまくってました。彼女はルックスも最高だし、おまけにそんな過激写真も撮らせてくれるんで最高でしたね(笑)」(フリーランスカメラマン)
そういった業者潤ったようだが、女子アスリートの悩みの種だった。
「田中さんの件だけじゃない、他にもフィギュアスケート、ビーチバレー、陸上など、さまざまな女子スポーツ選手たちがマスコミのそういった写真に苦しめられていますね。フィギュアは動きが大きいので衣装がはだけちゃうこともあるし、ビーチバレーもおなじです」(女性誌記者)
しかし、そういった写真がメディアにとりあげられるから、競技や競技者本人の人気が高まるところもあり、規制はできないという。過激写真は痛し痒しの存在だ。ちなみに田中選手は、今後、日体大教員として、体操の指導や普及に携わるという。
文/田中結子