アメリカの漫画家チャールズ・M・シュルツ(故人)による大ヒット作品『ピーナッツ』。現在森アーツセンターギャラリーで「スヌーピー展 しあわせはきみをもっと知ること」も人気殺到中だ。 スヌーピーやウッドストックにチャーリー・ブラウンらの人気キャラクターでおなじみのこの作品だが、知られざる、ちょい怖い話や都市伝説があるのをご存知だろうか?
スヌーピーは殺処分ギリギリだった?
チャーリー・ブラウンがスヌーピーの飼い主となる前には、ライラという少女によって飼われていた。しかしペット禁止のマンションへ引っ越すことになり、生まれ故郷のデイジーヒル子犬園へ送り返された。チャーリーに引き取られなければ、殺処分された可能性もあったという。
スヌーピーは兄に婚約者を寝取られ、おかしくなった
結婚式直前に媒酌人をつとめる兄・スパイクに婚約者を奪われてしまい、悲嘆にくれた。それ以来恋愛対象がメス犬から人間の女の子にかわってしまう。人間の男がメス犬しか愛せなくなるようなものだ。明らかにヤバいだろう。
スヌーピーの兄は仕事でうつ、行方不明に
兄のスパイクはかつて猟犬として飼われていたが、追いかけていたウサギが道路に飛び出し車にはねられてしまったことにショックを受け、誰も傷つけず、誰にも傷つけられない荒野に行き、一時行方不明に。スヌーピー婚約者を寝取ったが、当の婚約者はさらにコヨーテが寝取るという因果応報。
スヌーピーの弟はかわいそうなぐらいブサイク
弟犬のオラフは「ブサイク犬コンテスト」で優勝した経験があり、ものすごいデブ。
作者のシュルツは“ぼっち”だった
作者は小学校時代に2学年飛び級するほど賢かったが、入った上級生のクラスでは仲間はずれにされていた。その経験が、将来のチャーリー・ブラウンの誕生に繋がったという。
スヌーピーの名前は作者母の遺言?
名前の由来はシュルツの母親が亡くなる前に「次に犬を飼うときはスヌーピーという名にしよう」と言ったことから。ちょっといい話。
どれも怖いというよりは、ちょっと切なくなる話ばかり。こんなところが『ピーナッツ』の最大の魅力でもあるわけですが。
文/編集部