無形文化遺産でキムチと和食が同時登録 韓国では「事実上の圧勝」との意見も

※画像は『【純農園】業務用 玉キムチ5kg』
今月2日から行われていたアゼルバイジャンの首都バクーで行われたユネスコの第8回無形遺産委員会会議で、日本の「和食」と韓国の「キムチとキムジャン(キムチを漬ける)文化」が無形文化遺産として正式な承認を受けた。

韓国では5日、ソウル光化門広場で、朝鮮時代のキムチを王に献上する姿が再現する「2013大韓民国キムチ文化祭り」も開催され、大きな盛り上がりをみせていただけに、喜びの声が多数あがっている。

キムチの文献初出を13世紀初頭で、唐辛子を利用して現在に近い姿になったのは16世紀だと言われている。それだけに「わずか5世紀で世界に誇る文化を創りだした」という意見も。

また同国のSNSやインターネット掲示板などでは、日本の和食に対して「和食を食べる日本人は減っている。遺産に認定したことで絶滅を免れた」「日本人の77%はキムチを購入しており、韓国と変わらない」「キムチなどの韓国食を食べられるなら韓国人になりたいという日本の主婦も多い」といった意見もあがっている。

今回の無形遺産登録をめぐり、両国のナショナリズムはさらに盛り上がりそうだ。

文/原田大

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