目の視力を向上させるレーシック手術で、光がにじむように感じるといった被害が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけている。消費者庁が先月、手術を受けた600人を対象に行ったアンケート調査では、4割余りの人が不具合を訴えていた。
このように社会問題化しているレーシック手術では、多数の芸能人たちが広告塔になっており、非難の声があがっているという。井上康生、松本伊代、本田圭佑、アンタッチャブル柴田、南明奈、加藤夏希などが今まで広告に出演している。また自称文化人の水道橋博士のように著書でレーシック手術を絶賛している者もいる。
そもそも医療法では、著名人を医療機関の広告に起用してはならないと定められており、一部で報道されたように、サッカー日本代表の本田圭佑などは、大手医療機関のレーシック広告に出演し、当局から指導を受けている。
有名人の広告塔問題は、これまでにもペニーオークション、ネズミ講などの詐欺のたびに浮上しており、小森純のようにあわや業界追放となる例もある。レーシックはけっして違法行為ではないのだが、今後さらなる社会問題になることもあるというから、広告塔になった人たちは早急な対応をしておくべきなのかも?
文/田中結子